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ジェイアイ傷害が2016年度海外旅行保険事故データまとめる

ジェイアイ傷害火災保険は、2016年度の海外旅行保険契約者の事故発生状況についてまとめた。この調査は、事故データを開示することで海外旅行保険の認知を高め、安心して海外旅行に出かけられるよう毎年実施しているものであり、1996年の調査開始以来、今年で22回目となる。
1.事故発生率
2016年度の事故発生率は、3.40%(29人に1人)となった。
2. 補償項目別事故状況
補償項目別の事故件数は、ケガや病気の治療費用や医療搬送費用等を補償する「治療・救援費用」が最も多く、次いで手荷物の盗難、破損を補償する「携行品損害」、偶然な事故における出費を補償する「旅行事故緊急費用」が続いている。
ヨーロッパやアフリカでは「携行品損害」、アジアやオセアニアでは「治療・救援費用」、ヨーロッパ、中南米、グアム・サイパンでは「旅行事故緊急費用」の割合が多くなっている等、地域により事故の状況が大きく異なっている。
3. 高額医療費用事故
「治療・救援費用」の保険金支払いが300万円以上の高額医療費用事故は世界各地で発生しているが、特に欧米で多くなっている。なお、同社で2016年度「治療・救援費用」の支払いが300万円以上の高額医療費用事故は70件、その内1,000万円を超えた事故は7件となっている。
4. シニア層(65歳以上)の事故割合
高額医療費用事故のうち、シニア層(65歳以上)が半数弱を占めている。肺炎等の呼吸器疾患、脳疾患、心疾患、転倒による骨折等が主な原因となっている。なお、シニア層の高額事故発生率は65歳未満の約4倍となっている。

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