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第一生命、3大疾病サポート保険(団体型)取扱範囲の拡大および支払事由を改定

第一生命は、「治療と仕事の両立」支援を強化するため、3大疾病サポート保険(団体型)を2025年7月から一部改定する。本改定では、がんに罹患したことのある従業員も申し込みが可能になり、過去に診断確定された「がん」と因果関係のない「がん」を支払いの対象に追加する。
<3大疾病サポート保険とは>
3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)等の治療から復職後まで、従業員も企業も健康経営も手厚くサポートする保険である。
【3大疾病サポート保険(団体型)改定のポイント】
ポイント①「がんの罹患歴」について告知不要となる。
ポイント②過去に診断確定された「がん」と因果関係のない「がん」を支払い対象に追加する。
(注)責任開始の日からその日を含めて90日以内に診断確定された場合など、支払いの対象にならない場合がある。
・改定時期 2025年7月1日(現在契約中の企業(団体)も2025年7月1日より適用)
・改定対象 全員加入型:企業(団体)が保険料を負担し、所属員全員を加入対象とする契約タイプ
3大疾病の一つであるがんは、近年では総患者数のうち3人に1人が現役世代である。(※)そのため、医療技術の進歩や職場を取り巻く環境変化を背景に、治療をしながら仕事を継続したいというニーズが高まっている。加えて、企業(団体)においてがん罹患等によって従業員が退職せざるを得ない状況にならないよう「治療と仕事の両立」、「長期療養からの職場復帰・就労継続」が人材確保の観点で切実な課題となっている。
(※)総患者数に占める20歳~64歳の割合
そのような中、同社は、2019年10月に3大疾病による従業員の方の「治療と仕事の両立」や、企業の「健康経営」を支援するための全員加入型の保険として「3大疾病サポート保険(団体型)」を発売し、多くの企業(団体)から好評を得ている。一方で、「がんの罹患歴のある人が加入できず、福利厚生制度として利用できない従業員がいる」という声もあった。
今般、このようなお客さまからの声に寄り添うべく、商品改定をする。
また、今回の改定に併せて、より多くの中小企業の人材確保・福利厚生制度充実を支援する観点より、契約にあたって最低限必要となる加入者数の引き下げを行う。
同商品により、従業員の方の「治療と仕事の両立」を支援し、企業(団体)の「健康経営の促進」をサポートする。同社はこれからもお客さまの多様なニーズに応え、企業の成長および従業員一人ひとりのWell-being向上の実現に向けて取り組んでいく。

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