新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

三井住友海上とさくらインターネット、AIの学習に最適なシステム環境を構築

 三井住友海上とさくらインターネットは、このほど、さくらインターネットが提供する演算に特化した高火力コンピューティング基盤を利用して、ディープラーニングによる人工知能(AI)の学習に適したクラウド環境を共同で構築した。
 ディープラーニングによるAIの学習には、高速演算処理が行えるコンピューター環境が不可欠だが、損害保険に関わる様々なビッグデータを保有する三井住友海上と、高性能演算システムのノウハウを有するさくらインターネットとの協業により、国内最高峰のAI開発環境が整った。
 さくらインターネットが提供する高火力コンピューティング基盤は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業のスーパーコンピューターシステムにも採用されるなど、大きな計算資源を圧倒的なコストパフォーマンスで利用できるサービス。三井住友海上は、高火力コンピューティング基盤を提供するさくらインターネットと協業し、AI学習を高速に行えるハードウエアを構成するとともに、チューニングした専用のクラウド環境を構築した。
 三井住友海上では、自社が保有するビッグデータを活用したAI開発に取り組んでおり、すでに損害車両画像から、修理費の見積もりを自動算出するプログラムの開発に着手している。これらの動きを加速させ、様々な用途に対応したAIを自社開発するため、ディープラーニングに最適な専用環境を構築。今後は、保有している大量のデータを有効活用してAI開発を進めるとともに、様々な企業等との協業・提携を通じ、社外の知見やノウハウを幅広く取り入れることで、革新的な商品・サービスの開発を目指す。

関連記事(保険業界ニュース)

生保

ソニー生命、TOKYO FMでの特別番組『生きがいってなんだろうRADIO~SpecialEdition~』および新番組の提供開始

損保

東京海上日動、リスクの変化に応じたリスク管理・対応を実現するリスクマネジメントクラウドサービス“Enterprise Risk MT“の取り扱い開始

損保

三井住友海上、業務改善計画の進捗状況について

生保

住友生命、不妊治療と仕事の両立支援に向けたオンラインセミナーをジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社へ提供開始

生保

大同生命、北御堂ミュージアムで「商都大坂を支えた豪商の信仰」展を10月2日(木)~2026年1月13日(火)に開催

損保

あいおいニッセイ同和損保、学習コンテンツ「たのしく学ぼう!こうつうマナーチャレンジ」の無償提供を開始

損保

アイペット損保、【9月15日は敬老の日】ペットと人の老老介護に関する調査を実施

損保

アニコム損保、各どうぶつ最高齢を表彰する『ご長寿アルバム』公開

損保共済

JA共済連、『交通安全MAP』を公開

生保

T&Dフィナンシャル生命、業界初、銀行保険窓販の契約締結前交付書面の電子化を実現