MS&ADホールディングス、英国スタンダードライフ社が設立する共同事業へ出資
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MS&ADホールディングスは、同社が出資する英国生命保険グループStandardLifeplc(以下「スタンダードライフ」)が設立予定の年金リスク移転(PensionRiskTransfer、以下「PRT」)※に特化した共同事業へ出資することを決定した。
今後、関係当局からの認可等を経て、2027年上半期を目途に事業開始を予定している。
※PRTとは、企業が保有する確定給付年金(DB)に関するリスクを保険会社に移転する仕組みである。企業の財務健全性向上に加え、安定的な年金給付により年金制度の持続可能性を支えることで、長寿社会の課題解決に貢献する。
英国スタンダードライフ社が設立する共同事業への出資について
1.本出資の概要
今般、スタンダードライフはPRT市場でのプレゼンス拡大に向け、グローバルな金融機関・資産運用会社であるCVCCapitalPartnersplc、PrudentialFinancial,Inc.、TheGoldmanSachsGroup,Inc.やその他機関投資家と共に、大規模PRT取引に特化した共同事業を英国で開始する。
本共同事業では、スタンダードライフのPRT事業における知見と、各社の資産運用能力や資本を組み合わせることで、大規模な確定給付年金制度を含む、英国年金制度への幅広い支援拡大を図る。
同社はスタンダードライフとの強固な関係を背景に本事業への参画機会を獲得し、その将来性や、同社グループとの高い親和性、シナジー創出が期待できることから、出資を決定した。
出資額2億ポンド(約430億円)を上限に、新契約の引受に応じて段階的に出資し、高い資本効率と投資収益の実現、安定的な配当の獲得を目指す。
さらに、実効性あるガバナンス体制の構築に向けて、共同事業の取締役会にオブザーバーを派遣する予定である。
また、スタンダードライフや他出資者との協業を通じて得られる知見や経験を、同社グループにおける関連事業のさらなる高度化にも活用する。
なお、本件による同社の2026年度連結業績への影響は軽微であると見込んでいる。
2.背景
同社は、総合保険会社として持続的な事業拡大に取組んでおり、海外生命保険事業では安定的な配当の確保と成長機会の追求を目的に、現在6か国で事業を展開している。このうち英国では、2018年にReAssureJerseyOneLimitedへの出資を通じて生命保険市場へ参入し、2020年からはスタンダードライフの主要株主として、良好な信頼関係を築いてきた。
英国においては、PRT市場が拡大しており、今後10年で約75兆~120兆円の取引が見込まれている。一方で、年金加入者保護の観点から、当市場への参入や事業拡大には高度な専門性と十分な資本力が求められる。
こうした環境のもと、スタンダードライフは2018年に英国PRT市場に参入し、資産運用力や顧客サービス力を活かした提案を通じて、多くの年金基金に保険ソリューションを提供し、同市場において確固たる地位を築いてきた。
3.スタンダードライフの概要(2026年7月末時点)
スタンダードライフは、退職所得や退職貯蓄等の年金事業を中核とする英国の大手生命保険グループである。2026年3月にPhoenixGroupHoldingsから現社名に変更した。
(1)正式名称 StandardLifeplc
(2)設立 1782年
(3)本社 英国ロンドン(20OldBailey,London,EC4M7AN)
(4)代表者 AndyBriggs,CEO
(5)上場市場 ロンドン証券取引所(FTSE100構成銘柄)
(6)大株主
・MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社 14.4%
・AberdeenGroupplc 10.5%
・Blackrock,Inc. 8.9%
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