アニコム先進医療研究所、どうぶつの網羅的遺伝子検査サービス「NGS検査サービス」の提供を開始
アニコム先進医療研究所は、このたび次世代シークエンサー(NGS)による網羅的な遺伝子検査サービス「NGS検査サービス」(以下 本サービス)の提供を開始した。
本サービスは、同社が長年蓄積してきた最先端のどうぶつの遺伝子解析と研究開発の実績を基盤に、従来の単一遺伝子検査では検出が困難であった遺伝的リスクを網羅的に把握するものである。診断・予防・健康管理・繁殖計画といった幅広い用途での活用を想定している。
■本サービスの概要
近年のゲノム解析技術の発展により、次世代シークエンサー(NGS)を活用した大規模な遺伝情報の取得と網羅的な解析が可能となり、どうぶつの全遺伝情報から多様な変異を検出することができるようになってきた。これにより、今まで明らかでなかった遺伝性疾患の原因の解明に繋がりつつあり、最近では獣医療の研究分野に加え、臨床やブリーディングの現場でも活用される機会が増えている。
アニコムグループでは、長年どうぶつの遺伝子検査事業・研究開発事業を進めるなかで、こうしたNGSの解析にも取り組んできた。
本サービスは、同社の持つ高度な技術と豊富な実績をもとに、従来の単一遺伝子検査では把握が難しかった複数の遺伝性疾患リスクを包括的に評価し、より正確な診断や予防医療、繁殖計画等に役立てられる、次世代の遺伝子検査サービスである。また、イヌ・ネコの遺伝性疾患検査において、NGSを活用した網羅的解析を受託形式で提供する国内初※の取り組みであり、どうぶつ医療分野におけるゲノム医療の高度化を推進するものである。
※同社調べ(2026年3月時点)
■検査で分かること(一例)
・すでに疾患との関連が報告されている遺伝子上に存在する他の変異
・他種における疾患関連遺伝子に相同する領域の解析による、新たなリスク遺伝子の検出
本サービスは、ブリーダー、個人のお客様などの個別の検査にとどまらず、獣医療機関・大学・研究機関などとの共同研究や臨床研究にも対応可能な体制を整えている。また、解析結果は分かりやすい報告書として提供するとともに、必要に応じて解析担当者による面談にも対応し、診療・健康指導・繁殖計画等の判断材料として活用できる。
■今後の展望
同社は本サービスを通じて、遺伝性疾患リスクの把握とその予防、またQOL(生活の質)の向上に貢献するとともに、アニコムグループが目指す「予防型保険」の実現に向けた取り組みをさらに推進していく。
引き続きアニコムグループでは様々な研究を通じ、獣医療の発展と動物福祉の向上を目指していく。
*関連する研究実績
親猫にはない新規の遺伝子変異により筋ジストロフィーを発症したネコの症例を報告 (2024年4月18日 アニコム損害保険株式会社ニュースリリース)
イエネコの高精度なゲノム解読と未解明の遺伝子群の発見 (2024年11月22日 同社ニュースリリース)
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