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SOMPOホールディングス、「ネットゼロ・アセットオーナー・アライアンス」へ加盟

SOMPOホールディングスは、国内の損害保険グループとして初めて、国際的な投資機関のイニシアティブ「Net-Zero Asset Owner Alliance(ネットゼロ・アセットオーナー・アライアンス)」(以下「NZAOA」)に加盟した。
1.NZAOAの概要
国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP-FI)と責任投資原則(PRI)の主導により、2019年9月に設立された国際的なイニシアティブで、アセットオーナーが連携して2050年までに資産ポートフォリオの温室効果ガス(以下「GHG」)排出量をネットゼロとすることを目指している。加盟機関数は72機関、運用資産総額は10兆ドル以上にのぼりる(2022年5月現在)。
2.SOMPOグループの気候変動への取組み
SDGsおよびパリ協定の実現に向けて、2021年度からスタートしたSOMPOグループの中期経営計画において、「SDGs経営」を経営基盤に位置づけ、気候変動対策として「SOMPO気候アクション」を推進している。NZAOAへの加盟を通じて、SOMPOグループのGHG排出量を2050年度までに実質ゼロにする取組みを加速させるとともに、金融機能を活かして社会のトランスフォーメーションに貢献していく。
(1)運用ポートフォリオにおけるGHG排出量削減目標の設定
SOMPOグループは、2021年度に投融資先を加えたバリューチェーン全体のGHG排出量を、2050年までに実質ゼロとする新たな目標を設定した。これに加え、同社はNZAOAへの加盟を通して、2025年までの運用ポートフォリオのGHG排出量の削減について中間目標を今後設定し、投資先企業と脱炭素化に向けた取り組みの対話(エンゲージメント)を強化していく。
(2)お客さまのグリーン移行を支援するための新規商品・サービスの拡充
これまで、洋上風力発電事業者向けに建設作業から事業運営までのリスク評価およびリスクを包括的に補償する保険をセットで提供する「ONE SOMPO WINDサービス」や再生可能エネルギーの事業安定に向けた専用保険の提供などを行ってきた。引き続き、脱炭素化に寄与する再生エネルギー事業および気候変動に起因する自然災害に対応する保険の提供を通じ、お客さまの気候変動対策に貢献していく。

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