損保ジャパン、NOBUNAGAキャピタルビレッジとスタートアップ支援と社会課題解決に向けた連携協定を締結
損保ジャパンと、NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社(以下「NOBUNAGAキャピタルビレッジ」)は、スタートアップ企業の成長支援および社会課題の解決に向けた連携協定を締結した。
1.背景
近年、社会が直面する課題は複雑化・多様化しており、その解決には革新的な技術やビジネスモデルを持つスタートアップ企業の活躍が不可欠である。一方で、スタートアップ企業は、事業成長に伴う様々なリスクに直面しており、そのリスクを適切に管理し、安心して挑戦できる環境整備が求められている。
NOBUNAGAキャピタルビレッジは、地域経済の活性化を核としたスタートアップへの投資・育成に強みを持っており、創業間もない企業から成長企業まで、様々な段階の企業に対し、経営支援、資金調達支援、ネットワーク構築支援など、多角的なサポートを提供している。一方、損保ジャパンは、保険の提供にとどまらず、長年にわたり培ってきたリスクマネジメントの専門知識、広範なネットワーク、そしてスタートアップ企業のチャレンジを支援するソリューションを有している。
このたび、両社の強みを組み合わせ、スタートアップ企業が安心して挑戦できる環境を整備し、その成長を加速させることを目的とし、連携協定の締結に至ったものである。
2.連携による主な取組み
(1)スタートアップ企業向けリスクマネジメント支援の強化
・SOMPOグループのリスクコンサルティングの知見を活用し、スタートアップ企業が事業計画段階から潜在的なリスクを把握・低減できるよう支援する。
・事業内容に応じた最適な保険商品の提案や、万が一の事態に備えるためのリスクマネジメント支援を行う。
(2)新たなビジネスモデル創出に向けた協業
・両社のネットワークを活用し、スタートアップ企業と既存企業とのオープンイノベーションを促進する。
・社会課題解決に資する分野での新たなソリューション開発を共同で推進する。
(3)地域経済活性化への貢献
・地域に根差したスタートアップ企業の成長を支援し、地域経済の活性化と新たな雇用創出を目指す。
・地域特有の課題解決に貢献するスタートアップ企業への集中的な支援を行う。
3.スタートアップ企業支援の具体的な取組み
本連携の具体的な取組みの一つとして、再生医療の拡大という社会課題解決に向け、NOBUNAGAキャピタルビレッジの出資先である株式会社Quastellaと損保ジャパンは、再生医療の安定的な提供を支えることを目的に、細胞製造事業者向けサービスの共同開発を進めている。この共同開発は、細胞の品質と信頼性の向上を通じて、再生医療分野における新たな挑戦を後押しし、より多くの人々が品質の高い医療を受けられる社会の実現に貢献するものである。
4.今後について
損保ジャパンとNOBUNAGAキャピタルビレッジは、両社の強みを組み合わせ、スタートアップ企業が安心して挑戦できる環境を整備し、イノベーションの創出と持続可能な社会の実現に貢献していく。
関連記事(保険業界ニュース)
関連商品








