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三井住友海上、洋上風力発電設備向け水中ドローン点検サービスを開発

三井住友海上とMS&ADインターリスク総研は、株式会社FullDepth※1と共同で水中ドローンを活用した洋上風力発電事業者向けの海中設備点検サービスを開発し、10月29日より提供を開始する。
両社は本サービスを通じて、海底ケーブル等の設備故障や異常を検知することで、洋上風力発電設備の損傷による事故防止や被害軽減を支援していく。
※1:同社は内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の実証事業において、自律型無人探査機(AUV:AutonomousUnderwaterVehicle)の開発に取り組んでおり、将来的に本サービスに適用することを目指している。
1.背景
政府は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、主要電源の一つと位置付ける洋上風力発電の普及に向けた各種取組を進めている。洋上風力発電の普及で先行する欧州では、送電に使用する海底ケーブルの損傷事故が多数発生しており、損害を未然に防ぐための海中設備点検が重要視されている。一方で、従来の点検には特殊な船舶とダイバーの手配が必要であり、より安全で効果的、かつコストを抑制できる点検方法の確立が課題となっている。さらに、日本では欧州に比べてより沿岸から離れた海域における開発が進むことも想定されるため、海底ケーブルのより効率的な点検が求められる。
これらの課題解消に向け、両社は2022年から、産業用水中ドローンを活用した水中調査のデジタル化を手掛けるFullDepth社と共同研究※2を進めており、今般、同社の水中ドローンを活用した本サービスの開発に至った。
※2:洋上風力発電設備の損害予防サービスの事業化研究開始(2022年4月1日ニュースリリース)
2.サービス概要
FullDepth社の水中ドローンを活用し、以下の調査を実施する。調査結果として、海中設備の設置状況および劣化・異常箇所をまとめたレポートを作成し、お客さまへ提供する。
(1)映像データによる海中設備の状態確認
水中ドローンに搭載したカメラで撮影した映像データを基に、風車水中部や海底ケーブル等の海中設備の状態を確認する。
(2)イメージングソナー※3による海底マッピング
水中ドローンに搭載したイメージングソナー等による海底マッピングを行い、海底ケーブル等の海中設備の位置や状態を把握のうえ、波や潮流等による影響の有無を調査する。
※3:音波によって水中の物体や構造を可視化する装置で、海中の濁りの影響を受けずに調査することが可能である。
3.今後の展開
MS&ADインシュアランスグループでは、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、洋上風力発電の安定的な運営を支援する商品・サービスの開発に取り組んでいく。

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