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東京海上ホールディングス、「東京海上ヘルスケア株式会社」による健康経営支援プラットフォームサービスの提供開始

東京海上ホールディングスは、2023年4月に100%子会社として設立した東京海上HC事業設立準備会社の社名を東京海上ヘルスケア株式会社(以下「東京海上ヘルスケア」)に変更し、ヘルスケア事業を開始していく。東京海上ヘルスケアは、東京海上グループが重要な社会課題の1つと位置付ける「ヘルスケア」領域のうち、「未病・予防」にフォーカスした新たなヘルスケアサービスの提供を通じ、真の健康経営および健康寿命の延伸に貢献していく。
1.背景
人生100年時代、少子高齢化や労働力人口の減少、医療費の増加などの社会問題が深刻化する中、健康寿命の延伸が喫緊の課題となっている。こうした社会課題に対応するために、東京海上グループでは2023年4月に準備会社を設立し、ヘルスケア分野の中でも「未病・予防」領域にフォーカスしたサービスの事業化に取り組んできた。今般、事業化の目途が立ったことから、グループ内従業員向けにサービス提供を開始することとし、併せて同準備会社名を「東京海上ヘルスケア株式会社」に変更する。
東京海上ヘルスケアでは、企業や団体の従業員に対し、健康診断を起点とした健康リスクの「検知」・「可視化」、リスクの改善に向けた「誘導」・「支援」を核とする新たな健康度改善サービスの提供を通じ、企業の健康経営を支援することで企業価値の向上に寄与していく。
2.東京海上ヘルスケアの概要
社名 東京海上ヘルスケア株式会社
設立年月日 2023年4月3日
本社所在地 東京都千代田区大手町2-6-4
代表者 取締役社長上原淳
資本金 100百万円
株主構成 東京海上ホールディングス株式会社100%
事業概要 ヘルスケアサービスの開発・販売
3.東京海上ヘルスケアが創出する新たな価値
東京海上ヘルスケアが提供するヘルスケアサービスの第一弾として、健康経営支援プラットフォームサービスの「HelDi(ヘルディ)」の提供を開始する。
「HelDi」は、企業や団体に対し、「HelDi循環サイクル」によって従業員の意識変容・健康行動を促す環境を提供、ヘルスリテラシーの向上や生活習慣の改善等を実現するとともに、 同社の企業向けレポートサービスの提供により、企業の健康経営PDCAサイクルを支えていく。具体的には、「からだ」*1、「こころ」*2、「女性」*3の領域でそれぞれサービスの展開を予定している。
第一段階として、主要事業会社である東京海上日動火災保険株式会社に対するサービス提供を通じて全国展開に向けたユーザビリティ等の検証を行ったうえで、早期に全国のお客様に新たなサービスとして届けたいと考えている。
*1「からだ」:自身に合った生活習慣をつくる
*2「こころ」:自身のこころの特性を知り、こころの健康を保つ
*3「女性」:PMS・更年期障害対応、女性の健康をつくる

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