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かんぽ生命、「インパクトパフォーマンス報告規範」のFounding Adopterに国内生保初の参画

かんぽ生命は、インパクト投資(※1)の国際的なイニシアチブ(※2)「Impact Frontiers」(米国マサチューセッツ州ボストン、エグゼクティブディレクターマイクマクレス)が策定した「インパクトパフォーマンス報告規範(Impact Performance Reporting Norms)」のFounding Adopter(初期導入企業)に、2025年12月10日、国内の生命保険会社として初めて参画した。
ImpactFrontiersは、インパクト投資を志す投資家がともに学び、市場形成していくことを目的としたイニシアチブである。北米・欧州・アジアなどでインパクト投資及びインパクト測定及びマネジメント(IMM)の実践支援や研修事業、投資家ネットワークの形成等を行っており、3,000を超える機関と連携している。2024年4月には、プライベートマーケット(非上場)アセットクラスにおけるインパクト成果の報告に関する共通の期待値を定めたグローバルな枠組み「インパクトパフォーマンス報告規範」を公表した。
かんぽ生命は、資産運用において、すべてのステークホルダーに対する社会的責任を果たすべく、持続可能な社会の実現と長期的な投資成果の向上を目指し、サステナブル投資を推進している。特に、独自の「インパクト”K”プロジェクト」を通じた国内外のインパクトファンドへの投資や関連イニシアチブ(※3)での活動により、日本のインパクト投資市場の発展に寄与している。アセットオーナーとして、インパクト成果の報告の信頼性と透明性は重要なテーマであり、その向上につながるものと考えFoundingAdopterに参画した。
今後、最新の知見・実践例から同社の取り組みの高度化を図るとともに、幅広いステークホルダーと連携し、インパクト報告の質の向上に貢献していく。
(※1)財務的リターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的および環境的インパクトを同時に生み出すことを意図する投資行動
(※2)共通の目的や課題意識のもと、個人、団体、企業、国などが共同で声明や活動を行う枠組みやグループ
(※3)GlobalImpactInvestingNetwork、インパクトコンソーシアム、インパクト志向金融宣言等
<インパクトパフォーマンス報告規範について>
プライベートマーケットアセットクラスにおけるアセットマネージャー(GeneralPartner等)がアセットオーナー(LimitedPartner等)へインパクト成果の報告をする際に共通して期待される事項を定めたもの。インパクト報告の質的・量的なばらつきを解消するために2023年に作成に着手し、パブリックコメントを経て2024年4月に第1版を公表。ダウンロード数は2,600件を超える。2025年7月には、日本語訳を公表。
本規範の実践を目的としたパイロットプログラムがグローバルで開催され200以上の組織が参加。日本ではインパクト投資関連イニシアチブ「インパクト志向金融宣言」と協働し20社以上が参加。世界各地で本規範を活用したインパクト報告の作成が進んでいる。
<ImpactFrontiersについて>
ImpactFrontiersは、2021年に財務と社会的インパクトの統合的管理を目指し、インパクト投資家の協働プロジェクトとして発足。多数のインパクト投資機関や関連標準化団体の賛同を得て、インパクト投資を促進する国際的なネットワークへと発展し、現在はイニシアチブとして、世界のインパクト投資家に対し総合的かつ体系的な情報提供を行っている。
<インパクト”K”プロジェクトについて>
かんぽ生命が、インパクト志向の投融資を拡大するため、2022年に立ち上げた独自のインパクト投資フレームワークである。
本プロジェクトでは、実現したい未来の社会およびそれにつながる社会課題解決に向け、一定の条件を満たした実効性のある投資案件を「インパクト”K”プロジェクト」として認証・管理している。

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