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損保協会、2024年度日本国際保険学校(ISJ)一般コースを開催

損保協会では、日本国際保険学校(ISJ)について、2024年度の一般コースは「損保業界に求められる業務品質と専門的知識・スキルの向上」をテーマに開催した。
本コースでは、本邦損害保険商品や基礎実務知識を扱う講義に加え、防災研究施設への視察、参加者同士で議論する機会を設けている。本年度は、将来を担う若手層を中心に、東アジア11地域の損害保険会社や保険監督官庁等から27名を参加者として迎え、オンライン1週間(11月18日~11月22日)と対面1週間(11 月28日~12月4日)を組み合わせたハイブリッド方式で開催した。
オンラインでの開講式で、損保協会の宇田川智弘常務理事が主催者を代表して挨拶を行い、「損害保険市場を取り巻く環境が急速に変化するなかで、参加者同士の意見交換や論議を通じて、共通の課題に対する解決策を共に模索し、市場全体の発展に繋げていただきたい」と期待を寄せた。
対面での開講式では、同協会の大知久一専務理事が主催者を代表して歓迎の挨拶を行い、参加者に対して「気候変動に伴う自然災害の激甚化・頻発化の脅威に対応するために、防災・減災への取り組みや損害保険が果たす機能の重要性が再認識されている」と述べ、本コースでの防災研究施設の視察や議論の場を通じて、東アジア域内での知見の共有や連携の構築・強化を図っていくことの意義を強調した。
講師は、メインテーマに沿った講義を実施、参加者から寄せられた質の高い質問に対して、的確かつ丁寧な質疑応答を行い、損害保険に関する参加者のより深い理解を促すことにつながった。
参加者からは「日本の損害保険業界に関する座学に加え、自然災害リスク等の東アジア地域における共通課題についての議論や防災研究施設への視察を通じて、損害保険の社会的機能や科学技術等を利活用した防災・減災への取り組みによって社会全体に裨益することの重要性について学ぶことができた」「本コースで得られた知識・ノウハウを各地域に応用していき、ここで築かれた友情をこれからも大切にしていきたい」との声が寄せられた。東アジア各地域の損害保険業界についての学びを深める場として、また、地域の垣根を越えて参加者全員がネットワークを構築する場として、有意義なプログラムとなった。

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