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三井住友海上、デジタル手続き型の遊漁船業者総合保険「新・遊漁船保険DX」提供開始

三井住友海上と釣り業界のITサービスを手掛けるB.Creation株式会社は、乗客の安全性確保等、遊漁船業者を取り巻くリスクへの対応をデジタル手続きで実現する「新・遊漁船保険DX」を、10月より提供する。本商品は、B.Creationが運営するクラウドサービス「遊漁船クラウド※1」の利用者向けに、低廉な保険料で遊漁船の事故による賠償や捜索救助費用等を補償する。
両社は、本商品の提供を通じて、釣り業界のDXと安心・安全な環境づくりを後押ししていく。
※1:出航前点検・乗務記録等をデジタル上で漏れなく実施でき、クラウド上にデータ保管できるサービスである。
これまでに約1,000社の遊漁船業者が導入している。
1.背景
2022年に発生した知床遊覧船沈没事故をはじめ、近年、遊漁船における死傷事故が増加傾向にあり、遊漁船業者の安全性向上が求められている。2024年4月に施行された改正遊漁船業法※2では、出航前点検・乗務記録の実施および1年間の記録保管等が新たに義務化された。
このような中、法改正対応により多くの遊漁船業者が利用するB.Creationの「遊漁船クラウド」を通じて、遊漁船業者の損害賠償等のリスクに対応する補償を提供し、乗客の安全性を向上させるため、本商品を開発した。
※2:水産庁Webサイト(https://www.jfa.maff.go.jp/j/enoki/yugyo/what/attach/index.html)
2.概要
「遊漁船クラウド」の利用者向けに遊漁船業者総合保険※3を提供する。
※3:遊漁船業の遂行に起因する偶然な事故によって生じる法律上の損害賠償責任、および遊漁船利用者が遭難したことによって遊漁船業者が負担した捜索救助費用等に対して、保険金を支払う保険商品である。
<「新・遊漁船保険DX」の特長>
コスト:「遊漁船クラウド」上で法改正の遵守状況を確認できることから、運航上のリスク実態が良好であると判断し、保険料を割引する。
契約手続き:デジタル手続き
独自のシステムを通じて、デジタル手続きで保険加入が可能である。

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