JA共済連、令和5年度決算を公表
JA共済連は、令和6年7月31日(水)、通常総代会を開催し、令和5年度決算が承認されたので、事業活動および決算の概要を公表した。
■事業成績
(1)新契約高について
生命総合共済(生命・医療系・介護・認知症・生活障害・特定重度疾病・年金共済合計)は、件数105万4千件(対前年度比77.7%)、保障共済金額2兆4,239億円(同102.7%)となった。
また、建物更生共済は、件数61万2千件(同84.5%)、保障共済金額9兆286億円(同83.0%)となった。
その結果、生命総合共済と建物更生共済の合計は、保障共済金額11兆4,525億円(同86.5%)となった。
自動車共済は、件数808万件(同99.5%)、共済掛金(連合会が収納した共済掛金)2,644億円(同99.9%)となった。
(2)保有契約高について
生命総合共済・建物更生共済合計の保有契約高(保障共済金額)は、216兆9,652億円(対前年度比96.7%)となった。
なお、解約・失効率は、生命共済2.73%(前年度2.57%)、建物更生共済2.04%(同2.31%)となった。
(3)共済金支払実績について
共済金の支払いについては、事故共済金が1兆1,751億円(対前年度比91.1%)、満期共済金が2兆4,670億円(同135.5%)となった。
その結果、総額で3兆6,422億円(同117.1%)を支払い、組合員・利用者の生活保障の一助となった。
■財産及び損益等の概要
(1)財産及び損益の概要
総資産は、58兆4,751億円(対前年度比101.4%)となり、うち、運用資産は56兆5,617億円(同102.1%)となった。また、将来の共済金等の支払いに備えて積み立てている責任準備金は49兆9,659億円(同99.2%)となった。
損益の状況は、直接事業収益が4兆926億円(同106.3%)、財産運用収益が1兆2,391億円(同109.8%)となった。一方、直接事業費用は4兆7,848億円(同110.8%)、財産運用費用は6,224億円(同222.7%)となった。この結果、経常利益は558億円(同45.6%)となり、当期剰余金は483億円(同67.6%)となった。