SBI損保、IDOMの修理工場へ透明性向上のための鈑金工程確認システムを導入
SBI損保は、2024年7月から、株式会社IDOMと連携し、IDOMの全修理工場(※1)へ、株式会社MIRAIの「鈑金工程管理システム(以下BPS)」の導入を開始する。
昨今の保険業界および自動車整備業界では、不適切な保険金請求や修理工程の不透明さが問題になっている。これらの問題に対処し、お車を修理されるお客さまにより安心してもらうためには、修理プロセスの透明性を確保するための態勢構築が必要だと考えている。
SBI損保とIDOMは、CX(カスタマーエクスペリエンス)の向上を目的とした協業を2023年3月より行っており、IDOMの修理工場を高い基準をクリアした「SBI安心工場プレミアム(※2)」に認定している。SBI損保とIDOMは昨今の状況を受け、これまでの協業に加えてよりお客さまに安心してサービスを利用できるよう、さらなる協業を行うこととした。
これまでお客さまにとって見えにくかった車の修理内容や進捗状況などを、スマートフォン等で適時確認することのできる「BPS」を、IDOMの修理工場へ導入する。本ツールによって、お客さまはお車の修理依頼時の損傷箇所や修理の進捗状況を自身で確認することが可能となり、納得・安心してサービスを利用できるものと考える。またSBI損保も同様の内容を確認できるため、よりスムーズなお客さま対応や修理内容の適切性の判断が可能となる。
事故まで修理工場との接点がなかったお客さまに対して、SBI損保が特に優良と認定した修理工場を紹介し、透明性の高いサービスを提供する本取り組みは、お客さまの安心と利便性向上に資するものであり、今まで以上に高い顧客体験を提供できるものと考えており、今後IDOM以外の工場にも拡大を予定している。
SBI損保は今後も、自動車にかかわるさまざまな課題をDXにより解決し、よりお客さまに満足できるサービスを提供していく。
※1「ガリバー」ブランドを運営するIDOMは、整備工場・鈑金工場を全国29か所に展開している。
※2「SBI安心工場プレミアム」とは、テュフラインランドジャパン株式会社など世界トップクラスの第三者検査機関の監査・認証を受け、SBI損保の定める基準をクリアした工場である。
【BPSとは】
BPS(BankinProcessSystem)とはMIRAIがリリースする工程確認システムであり、お客さま、修理工場、損害保険会社の3者が適切なタイミングで工程を確認できる仕組みである。
従前の「お客さま⇔修理工場」の2者間前提であったBPSを、SBI損保とMIRAIが共同改変し、「お客さま⇔修理工場⇔損害保険会社」の3者間での相互確認により、利便性が高まるよう実用化したものである。