東京海上日動、世界銀行グループMIGA(多数国間投資保証機関)とパートナーシップ協定を締結
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東京海上日動は、世界銀行グループの多数国間投資保証機関(Multilateral Investment Guarantee Agency、以下「MIGA」)と、気候変動対策とSDGs達成に向けて、本邦の民間企業による途上国向け投融資拡大への貢献を目的とするパートナーシップ協定を締結した。
1.背景・目的
国際社会が複合的危機に直面する中、気候変動対策を始めとするSDGs達成に必要な途上国への投融資にかかる資金ギャップは拡大し、民間資金動員の重要性が高まっている。MIGAは、世界銀行グループの中核機関として、政治リスクなどの非商業的危険に対する保証を提供することで途上国に対する民間投融資を促進し、気候変動や貧困等世界が直面する社会課題の解決に貢献している。
今回のパートナーシップ協定の締結は、MIGAの途上国における開発プロジェクトのマネジメント力・専門性と、同社のグローバルに広がる事業基盤を活かし、本邦の民間企業への政治リスク保証の周知・更なる加入促進を図ることを目的としている。この取り組みを通じて、両社は、激甚化する自然災害に耐えうる質の高いインフラ投資の実現によるプロテクションギャップの解消、質の高い教育機会の提供、食料安全保障確保を通じたウェルビーイングの向上等さまざまな社会課題の解決に連携して取り組んでいく。
なお、本取り組みは、同社グループのサステナビリティ戦略で定めた8つの重点取組領域(マテリアリティ)に合致するものになる。MIGAとの協創を通じ、同社は社会課題の解決力を持続的に高めつつ、未来世代を含むさまざまなステークホルダーの皆様への価値創出を目指す。
2.パートナーシップ協定の概要
両社は、3年間のパートナーシップ協定を締結し、以下の取組を進めていく。
(1)途上国への投融資を行うお客様への政治リスク保証・保険の提供、開発プロジェクト等にかかる共同でのデューデリジェンスの実施
(2)政治リスク保証の周知、更なる加入を目的とした共同セミナーなどの実施
(3)サステナブルファイナンス領域における保証・保険の新商品開発の検討など