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三井住友海上、保険代理店と保険会社間の情報漏えいが判明

三井住友海上は、保険代理店業務を委託する複数の自動車ディーラー代理店等において、他損害保険会社の担当者への顧客情報の漏えい(おそれを含む)が判明した。
本件を、同社として未然に防げなかったことを真摯に受け止め、情報漏えいの原因や規模等の調査を継続し、二度と同様の事象を発生させないよう徹底した再発防止策を講じていく。
1.事案の概要
今般、同社委託先の自動車ディーラー代理店等において、当該代理店の本社から各店舗宛に、同社顧客情報を含む満期契約リストや申込書不備リストを電子メールで送付する際、他の損害保険会社の担当者を「写し」に設定していたことが判明した。また、他の損害保険会社の顧客情報が含まれたメールを同社が受信していたことも判明した。
2.お客さま情報の漏えいの影響
現時点(5月23日現在)で確認している顧客情報の漏えい(おそれを含む)に関する内容は以下のとおりである。調査を通じて、情報漏えいが確認された顧客には、公表等を通じて案内していく。なお、現時点で顧客情報が不正使用された事実は確認されていない。
(1)対象代理店数
同社が保険代理店業務を委託する自動車ディーラー代理店等151社
※情報漏えいが確認された代理店に対しては、注意喚起を実施している。
(2)漏えいした顧客情報
氏名、保険種類、保険期間、証券番号など※センシティブ(機微)情報は含まれてない。

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