三井住友海上、地域住民の降雹被害軽減に向け群馬県で実証を開始
三井住友海上および、東芝デジタルソリューションズ株式会社ならびにベイシアグループ各社は、5月から群馬県で降雹(こうひょう)被害軽減に向けた実証を開始する。
本取組を通じて、各社の雹災に関する知見を高め、アラート機能や対策グッズ等の実回避行動を促すソリューションを開発するとともに、地域住民に安心と安全を提供していく。
1.背景
降雹は局所的な気象現象であるが、大規模な被害が毎年発生している。そこで、三井住友海上と東芝デジタルソリューションズは、降雹の危険性を知らせるアラートの実証を実施した。その結果、アラートの有用性が確認できた一方で、未然防止・被害軽減に向けた実回避行動の実行が課題となった。
今年度、降雹被害が多い6月~10月に向けて、雹災が頻発した群馬県を対象に「降雹対策グッズ」を活用した実効性の高い回避行動を検証する。同県に本部を置くベイシアをはじめとするグループ各社と協業し、地域住民の実回避行動につながる対策グッズの開発・配布していく。
2.施策の概要
群馬県に居住する三井住友海上の自動車保険契約者(個人)のうち、実証に参加する方へ雹災対策グッズを配布する。
●各社の役割
三井住友海上:企画・検討、自動車保険契約者さまへのアラート(通知)
東芝デジタルソリューションズ:降雹予測データの提供、アラートシステムの開発
ベイシア、カインズ、ベイシア電器:企画・検討、対策グッズ(雹カバー)の配布
オートアールズ:企画・検討、対策グッズ(雹カバー)の開発・配布
●対策グッズの概要
・乗用車の前面ガラス・ルーフやボンネットに装着できる「雹カバー」を配布する。
・本グッズは、ベイシアグループの株式会社オートアールズにて開発した。
3.今後の展開
群馬県における降雹被害の軽減を図るとともに、効果的な実回避行動に関するノウハウを蓄積することで、同様の課題を抱える全国の地域へ、さまざまなソリューションの提供を進めていく。