損保ジャパン、個人用火災総合保険(携行品損害特約)の保険料誤りが判明、順次保険料を返金
損保ジャパンは3月13日、販売中の保険商品において、顧客に保険料を返金すべき事案があることが判明したと発表した。返金が必要な顧客については、順次、同社から個別に連絡し、返金する。
1.概要
個人用火災総合保険の携行品損害特約(2022年10月改定)の保険料算出過程において適用すべき数値に誤りがあり、誤った保険料を受領していることが判明。対象件数は約10~12万件、返金の合計額は約3,000~4,000万円を見込んでいる。(保険期間、保険料支払方法、既経過期間等によって返金額は変動するが、1契約あたりの返金額は10~500円程度となる見込みである。)
2.対象契約
次の(1)および(2)を共に満たす契約が対象となる。
(1)2022年10月以降保険始期の個人用火災総合保険
(2)携行品損害特約をセットしている契約
3.今後の対応
保険料返金の対象となる顧客※には、保険料の差額を返金する。返金額や今後の返金のお手続き等を記載した書面を、順次、同社から送付する。なお、書面の送付時期は、5月中旬頃を予定している。
※現在、同社での契約が終了している顧客も含む。
同社では、本件の発生を重く受け止め、社内の管理体制の見直しを行うとともに、今後同様の事態が発生することがないよう再発防止に努めていく。