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アニコム損保、「N-NOSE(R)わんちゃん」利用後のがん診療について追跡調査を実施

アニコム損保は、株式会社HIROTSUバイオサイエンスが販売する愛犬用がんのリスク検査「N-NOSEわんちゃん」利用後のがん診療に関する追跡調査を行った。
人医療の場合、がんを含め診療情報は個人情報・センシティブ情報の観点から取扱いが難しいのに対して、同社はどうぶつにおける診療情報を保険金請求データとして網羅的・横断的に保有していることから、今回の「N-NOSEわんちゃん」利用後の調査が可能となった。こうした調査結果を得られることは、獣医療のみならず、将来的には人医療へも貢献できる可能性があると考えられる。
■「N-NOSEわんちゃん」について
「N-NOSEわんちゃん」は、自宅で採った犬の尿を提出するだけでがんのリスクを調べられる、簡単かつ犬の体に負担をかけない検査である。犬の平均寿命は2008年の13.2歳から2021年には14.2歳と年々延びている一方で、がんにかかる犬も増えている。老衰や加齢に伴う慢性疾患を除くと、6歳以上の犬の死因はがんが最も多くみられており、健康寿命を延ばすには、がんの早期発見・早期治療が重要である。
そこで同社はHIROTSUバイオサイエンスと連携し、「N-NOSEわんちゃん」を利用した犬883頭について、保険金請求データを用いた追跡調査を実施した。
■追跡調査の概要
同社に契約している犬のうち、2023年6月中旬~9月中旬の間に「N-NOSEわんちゃん」を利用した883頭を対象に、リスク判定後のがんによる保険金請求状況を調査した。「N-NOSEわんちゃん」の判定結果は、最もがんのリスクが低いとされるA群が377頭で、次にリスクの低いB群が197頭、C群167頭、D群95頭、E群47頭となった。これを基に各群のがんによる保険金請求率を見たところ、リスクが低いと判定されたA~C群の請求率は1.8%、高リスクと判定されたD,E群の請求率は6.3%だった。
■獣医療から人医療への貢献を目指して
寿命が短いどうぶつは、人と比べて4~6倍の速さで生きていると言える。そのため獣医療の診療情報は、人医療のそれと比較して、短期間の集積データであっても十分信頼に足る分析が可能となるといった特性がある。「N-NOSEわんちゃん」は2023年6月に販売を開始したが、今回の追跡調査はその半年後である同年12月末までの保険金請求データの分析によって実現した。比較的短期間に振返りを行うことで、サービス改善を目指すことができると考えている。
また、人では個人情報・センシティブ情報として扱いが難しい診療データについても、どうぶつの診療情報の場合は比較的容易に取り扱うことが可能なため、多面的な統計分析や追跡調査が可能となる側面がある。
同社では、今後もペット保険の保険金請求データをはじめとする各種情報を活用することで、どうぶつの健康だけでなく、飼い主様の健康にも貢献できるよう尽力していく。

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