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あいおいニッセイ同和損保、テレマティクス技術を活用し高齢ドライバーの交通事故防止策に向けて宮崎県警察と実証実験を開始

あいおいニッセイ同和損保は、テレマティクス※1技術を活用した高齢ドライバーの運転実態可視化による交通事故防止策の構築に向け、2024年1月19日より宮崎県警察と実証実験を実施する。
なお、都道府県警察本部と損害保険会社による、デジタル技術を活用した高齢ドライバー向けの交通事故防止策の構築に向けた取り組みは、国内で初めてとなる。
※1「テレコミュニケーション」と「インフォマティクス」を組み合わせた造語で、カーナビやGPS等の車載器と移動体通信システムを利用して、様々な情報やサービスを提供する仕組み
1.本実証実験の背景
近年、交通事故件数は減少傾向にあるものの、高齢ドライバーによる死亡事故件数が全体に占める割合は増加傾向※2にあり、超高齢社会を迎えたわが国において、高齢ドライバーの交通事故防止は喫緊の課題となっている。
同社は、テレマティクス自動車保険のパイオニアとして、2023年9月末時点で約190万台のテレマティクス自動車保険の契約台数を保有し、地球約365万周分の走行データを蓄積している。また、蓄積した走行データを活用し、交通量に対する急減速発生件数の割合を地図上に表示し、地方公共団体に提供するなど、データ・デジタル技術を活用し、「事故を未然に防ぐ」「万が一の事故時には影響を減らし、回復を支援する」といった新たな価値提供に取り組んでいる。
宮崎県において、高齢ドライバーの交通事故が事故全体に占める割合は年々増加※3しており、2022年には事故全体の3割※3を占めている。そのような中、宮崎県警察は、高齢ドライバーが自身の体調や運転能力を把握し、運転の時間帯や場所などについて、予め一定のルールを設け、自ら宣言する取り組みを推進している。
そこで今般、同社と宮崎県警察は、テレマティクス自動車保険のノウハウを活用し、高齢ドライバーの日常の運転実態を把握・可視化することで、より効果的な交通事故防止策の構築に向けた実証実験を実施することとした。
※2 出典:警察庁「交通事故統計」
※3 出典:宮崎県警察「令和4年交通統計」
2.実証実験の概要と目指す姿
(1)実証実験の概要
・高齢ドライバーの自家用車に専用車載器を設置し、走行データを収集することで日常の運転実態を把握・可視化
・統計化された高齢ドライバーの走行データを宮崎県警察が活用し、高齢ドライバーの交通事故防止策等を構築
・各ドライバーに運転状況(急減速等)を知らせるだけでなく、本人の同意のうえご家族にも運転状況を確認することで、安全運転の励行及び運転状況の認識共有を支援
可視化項目(6項目):
・薄暮を含む夜間運転/通学・通勤時間帯の運転/1時間以上の長時間運転/急加速/急減速/急ハンドルが発生した頻度、場所、時間帯等
対象者:・宮崎県警察が募集し、同意した70歳以上のドライバー200名(上限)
募集期間:・2024年1月19日~2024年2月末
データ取得期間:・専用車載器設置以降~2024年4月末まで
(2)役割
同社:
・専用車載器を貸与し、高齢ドライバーの走行データを収集
・収集したデータを可視化項目ごとに統計処理し、宮崎県警察へ提供
宮崎県警察:
・実証実験参加者を募集し、対象者へ交通事故防止策を実施
・同社が提供した統計データをもとに、交通事故防止策の効果を検証
3.今後の展開
同社は、本実証実験において、高齢ドライバーの運転挙動や運転実態を統計・可視化することが高齢ドライバーの安全運転に寄与することを確認したうえで、運転挙動等の統計・可視化プラットフォームを構築するとともに、同プラットフォームと専用車載器の提供、交通安全施策の検討支援をパッケージ化し、2025年度を目途に宮崎県警察をはじめ全国の警察本部への展開を目指す。
これにより、各警察本部は、管轄都道府県内の高齢ドライバーに同社の専用車載器を配布するとともに、本プラットフォームを活用することで、高齢ドライバーの運転実態を継続して収集・分析し、交通事故防止策の効果検証および立案・実行を行うことが可能となる。

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