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あいおいニッセイ同和損保、トヨタコネクティッドカー向けサービス「My TOYOTA+」利用者にテレマティクス自動車保険加入時の割引制度を導入

あいおいニッセイ同和損保は、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)のコネクティッドカー向けサービス「My TOYOTA+」※1利用者に対し、同社テレマティクス自動車保険(以下、テレマ保険)加入時の保険料を最大8%割引く制度を、2024年4月以降保険始期契約分から導入する。
※1 燃料残量や走行距離などクルマに関する情報確認をはじめ、リモート操作などコネクティッドカーのさまざまなサービスが利用可能なスマートフォンアプリで、同社独自のアルゴリズムを活用したドライブ診断機能も搭載。レクサスブランド向けサービス「My LEXUS」(スマートフォンアプリ)を含む
1.背景
同社は、デジタル技術を活用しながらお客さまや地域・社会の課題を解決し、顧客体験価値の向上を図る「CSV×DX※2」を経営戦略の柱に掲げている。
自動車保険では、トヨタと共同開発したテレマ保険「トヨタつながるクルマの保険プラン」をはじめ、契約の車の走行データをもとにドライバーの運転挙動をスコア化し、保険料に反映するため、安全運転を行うお客さまに合理的な保険料を提供してきた。テレマ保険の契約件数は2023年5月に180万件を突破し、蓄積した地球約365万周分(2023年9月時点)の自動車走行データを活用し、「事故を未然に防ぐ」「万が一の事故時には影響を減らし、回復を支援する」といった新たな価値提供に取り組んできた。また、2023年1月より、モビリティサービス事業者やプラットフォーマーのデバイスを通じて取得した自動車走行データを活用し、各種サービス・割引を提供することで、広く同社テレマティクスサービスを普及していく「TelematicsPoweredbyAD」の取り組みを開始した。
今般、コネクティッドカーの膨大な走行データを保有するトヨタとの協業の深化により、「テレマ保険の加入者拡大につなげることで、走行データの蓄積・活用を通じた安全・安心なモビリティ社会の実現を目指す。
※2 CSV・・・Creating Shared Value(社会との共通価値の創造)
DX・・・Digital Transformation(データやデジタルを活用し、価値提供を変革させること)
2.概要
2024年4月より、「MyTOYOTA+」を利用されているお客さまに、同社テレマ保険加入時の保険料割引を適用※3する。保険料の割引率は「MyTOYOTA+」のドライブ診断画面に表示される同社アルゴリズムで算出した安全運転スコアに応じて変動し、最大8%の割引が適用される。
※3 割引の適用条件には、安全運転スコア提供への同意、運転特性計測期間中の走行距離500km以上等がある
3.今後の展開
トヨタのコネクティッドカーを持っているお客さまがテレマ保険に加入しやすくなることに加え、同社テレマ保険に加入する前から安全運転の促進・事故の未然防止につながる本取り組みを積極的に展開する等、「Telematics Powered by AD」を拡大していくことで、CSV×DXをさらに加速させ、2025年度までにテレマ保険の契約件数300万件を目指す。
また、同社はテレマ保険の普及による交通事故の軽減を起点として、地域の交通課題の解決やCO2排出量の削減等、地域・社会課題を解決することで、走るほどに安心な町づくり「SAFE TOWN DRIVE」の実現を目指す。

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