新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

東京海上日動、個人配送事業者向けプラットフォーム「Havea Nice Delivery」の提供開始

東京海上日動は、個人配送事業者向けプラットフォーム「Havea Nice Delivery」の提供を開始する。
同社は個人配送事業者向けの保険や参画パートナー企業各社の商品・サービス等を、プラットフォームを通じて提供することで個人配送事業者の業務を支援していく。
1.背景
ECサイト等で品物を購入し、自宅で受け取るといった生活が当たり前になる中、“ラストワンマイル”の配達を担う個人配送事業者の存在は不可欠であり、重要性が増している。同社は、こうした個人配送事業者の多様な働き方を尊重し、より働きやすい社会・環境の実現に貢献するため、保険を通じた「安心・安全」を提供するとともに、さまざまな商品・サービスを提供するプラットフォーム「Havea Nice Delivery」の提供を開始することとした。
2.個人配送事業者向けプラットフォーム「Havea Nice Delivery」の概要
プラットフォームの概要は、以下の通りである。
①同社がプラットフォームの運営主体となる。
②同社とパートナーシップ契約等を締結したEC事業者等がプラットフォームの導入主体となる。
③プラットフォームを通じて、同社が「保険」ならびに「事故削減につながるサービス」を提供する。
④プラットフォームを通じて、参画パートナー企業各社が保険以外の商品・サービス※を提供する。
※運送に関連するサービス(給油やタイヤ関連等のサービス)を提供する企業をウェブサイト内で紹介する。
利用対象者:EC事業者等と業務委託契約を締結している個人配送事業者
利用方法:EC事業者等の専用アプリから同社ウェブサイトに遷移することで各種サービスを利用できる。
サイト利用料:無償(参画企業がサイト内にて提供するサービスは有償)
なお、プラットフォームを利用するには、配送実態があるなどEC事業者等が定める特定の条件を満たす必要がある。
3.今後の展望
同社は、プラットフォームへの参画パートナー企業を順次拡大するとともに、稼働頻度や運転性向等のデータを参考に、そのリスク状況等に応じて利用可能サービスが変動するといった新しい仕組みを導入していく予定である。また、TokioMarineX少額短期保険株式会社等のグループ会社とも連携し、個人配送事業者の業務を支援する新たな保険やソリューションの開発・提供を検討している。
同社は、プラットフォームの提供・運営といった新しい事業アプローチをさまざまな産業へ展開し新たな価値提供を行うことで、豊かで快適な社会生活と経済の発展に貢献していく。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

セコム損保、自由診療保険メディコムビズ(新ガン治療費用保険(法人包括型契約用))の販売開始

損保共済

JA共済連、令和8年1月に自動車共済の仕組改訂等を実施

損保

アニコム損保、ソニー損保、共同でペット保険の販売を開始

損保

Mysurance、「推し活キャンセル保険」のプレスリリースがプレスリリースアワード2025イノベーティブ賞(PR TIMES主催)を受賞

生保

マニュライフ生命、新商品『こだわり変額保険v2』を11月1日から販売開始

生保

太陽生命、金融機関代理店を通じ、『長生きMy介護』の販売を開始

損保

東京海上日動、フォースバレー社との連携による「外国人材紹介ソリューション」の取扱開始

生保

ソニー生命、「災害保障期間付平準定期保険(無配当)」の改定・販売再開

損保

三井住友海上、洋上風力発電設備向け水中ドローン点検サービスを開発

損保

東京海上日動、循環型社会の実現に向けた新・本店ビル植林プロジェクトを開始