新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

あいおいニッセイ同和損保、リアルタイム被害予測・防災cmapアプリでユーザーが投稿するリスク情報を地図上で可視化

あいおいニッセイ同和損保は、株式会社JX通信社(以下「JX通信社」)との共同開発により、自然災害発生時の被災建物棟数をリアルタイムで予測する「cmap(シーマップ)」アプリに、事件・事故などに関するSNS投稿情報を地図上に表示する機能と、ユーザーが地域で発生した各種リスク情報をSNSにログインすることなく、cmapアプリに直接投稿できる機能を9月27日から導入する。
1.背景
同社は、地域の防災・減災に活用するため、自然災害に関するSNS投稿情報をcmap上で都道府県ごとに集約して公開している。同機能は、JX通信社がSNS投稿情報をAI解析し、デマやフェイクニュースを除去した最新のリスク情報を地域別・事象別に分類して表示し、誰でも閲覧できるようにしている。
今般、自然災害に加え、日常を取り巻く各種リスクからも地域住民の安全・安心を守るため、cmapアプリで事件、交通事故などに関するSNS投稿情報をマップ上で表示する機能と、SNSにログインすることなく各種リスク情報を投稿し、ユーザー間で情報共有できる機能を導入する。
2.cmapアプリに追加される新たな機能の概要
(1)既存機能と追加機能の比較
■情報種類
既存機能:自然災害
追加機能:事件・事故等
追加機能の特長:自然災害に限らず、日常を取り巻く各種リスクを迅速に把握可能
■情報源
既存機能:SNSに投稿された情報
追加機能:cmapアプリに投稿された情報
追加機能の特長:ユーザー登録やログインが不要なので簡単に投稿可能
■投稿情報の表示方法
既存機能・都道府県毎に集約し表示
追加機能:発生地点ごとにピンポイントで表示
追加機能の特長:発生地点をより詳細に把握可能
(2)アプリ上で表示するイメージ
・投稿機能
・地域のリスクを地図に表示
・投稿情報をタイムライン表示
(3)投稿機能の活用検証(大阪府泉南市との実証実験)
同社とJX通信社は、cmapを通じた各種リスク情報の効果的な収集方法について検証するため、cmapアプリとJX通信社のアプリ「NewsDigest」を活用した実証実験を2023年10月より開始する。
泉南市民とともに、安全・安心に関する情報をスマートフォンで収集し、地域住民と自治体がいつでもリスク情報を共有できるコミュニティの形成、そして地域全体で防災・減災に取り組む環境づくりを目指す。
3.今後の展開
同社は、日常生活において「危ない」「怖い」と思う場所の投稿機能をcmapに追加することで、市民の声に基づくヒヤリ・ハット地点情報を提携先自治体へ提供し、地域の防災・減災に役立ていくことを目指す。
今後も、事故の未然防止や被害の極小化に役立つ情報を社会と共有し、安全・安心に暮らせる社会づくりに貢献していく。

関連記事(保険業界ニュース)

生保

楽天生命、「楽天保険の総合窓口」が契約者ページに対話形式のAIチャットボット機能を提供開始

生保

あいおいニッセイ同和損保、テレマティクスデータと音声アラートを活用した「児童の交通事故防止」に向けた共同実証実験を開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、被災地の学校、地域の学校へベルマーク約124万点を寄贈

損保

あいおいニッセイ同和損保、気象災害に関わる課題解決を目指し降雹アラートサービスを6月から無償提供開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、産学連携:上智大学との連携講座を今年度も開講

損保

三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、ライドシェア事業向けの自動車保険を販売開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、OneBrightKOBEと、「GLION ARENA KOBE」を基点とした新たなまちづくりに向け、資本業務提携を締結

損保

あいおいニッセイ同和損保、ADテレマイレージの寄付先に「2024年台湾東部沖地震救援金」を追加

損保

あいおいニッセイ同和損保、早稲田大学商学部に提携講座を開講

損保

あいおいニッセイ同和損保、【国内初】環境・生物多様性に関する事業リスク定量化アプリの開発を開始

関連商品