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損保ジャパン、ビッグモーター社による一連の不正事案に関する追加の顧客対応を発表

損保ジャパンは、ビッグモーター社(株式会社ビッグモーター、株式会社ビーエムホールディングス、株式会社ビーエムハナテンの3社をいう)による自動車保険金の不正請求について、8月25日に公表しているとおり、修理代金が適正であったかどうかを再調査(以下「自主調査」)した上で、順次その結果をお客さまに案内し、意向に応じて自動車保険の等級訂正手続きを進めている。
今般、本対応を速やかに進めることや、お客さまの負担を軽減する目的から、専用デスクを設置し、お客さまの意向に沿った保険料試算を行うとともに、等級訂正手続きの簡素化を行いるので、対応内容について発表した。
同社は、ビッグモーター社で修理したお客さまの不安の解消、不正請求により被害に遭ったお客さまの被害からの回復を最優先とし、引き続き、各種対応を全力で進めている。
※等級とは、自動車の総契約台数が9台以下のお客さまに適用される1等級から20等級までの料率区分である。原則、保険を使用すると等級はダウンし、使用しないと等級はアップする。また、等級がアップするほど保険料は割安となる。不正請求がなければ保険を使用しなかったと考えられるお客さまの等級を過去に遡って訂正することを等級訂正という。
1.ビッグモーター社で修理をされたお客さま向け等級訂正専用デスクの設置
お客さまへの等級訂正の案内や、お客さまからの相談、依頼に適切に対応していくため、既に設置している『ビッグモーターお客さま対応室』内に、10月1日から専門スタッフによる『等級訂正専用デスク』を設置する。
本デスクにおいては、自主調査により確認した適正な修理代金、仮に保険を使用されなかった場合(保険金を請求されなかった場合)に返せる保険料、今後必要となる手続き等について、全て一括してお客さまに案内し、各種相談にも応じている。
2.等級訂正手続きの簡素化
過去に遡って自動車保険契約のノンフリート等級を訂正する場合、通常であれば、訂正する契約分の複数の書類への署名または記名・捺印が必要となるが、お客さまの負担を軽減するため、原則として一つの書類で手続きを完了できるよう対応する。
あわせて、通常であれば、不正に水増しをされる前の正しい修理代金に基づく保険金相当額を同社に戻した上で、等級訂正により生じる保険料を同社から返すが、今回の手続きにおいては、お客さまに一時的な負担が発生しないよう同社内で差し引きを行い、差額分を返す。
3.自主調査の進捗状況等
同社は、車両損害調査専門の職員による自主調査を8月1日から開始し、順次その結果を連絡している。また、9月20日からは、不正請求の疑いがないことが確認されたお客さまについても、書面による調査結果の案内を開始している。同社は、引き続き、速やかに自主調査を進め、順次結果を案内していく。
4.今後の対応
同社は、ビッグモーター社で修理をされたお客さまの一日も早い被害回復を目指して、今後も、あらゆる手段を検討し、実行していく。

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