三井住友海上、生成AIチャットツール「MS-Assistant」の全社員活用を開始
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三井住友海上は、日本マイクロソフトが提供する「Azure OpenAI Service」をもとに、情報セキュリティの安全性を確保した生成AIチャットを利用できる環境「MS-Assistant」を構築し、5月17日より全社員での活用を開始しました。
1.背景・狙い
同社は、未来にわたって、世界のリスク・課題の解決でリーダーシップを発揮するイノベーション企業を目指している。
4月に新設した「AIインフィニティラボ」を中心に、最先端の生成AIテクノロジーの活用により業務プロセスを変革し、社員の生産性向上を図る。また、こうした先進的なテクノロジーを活かして、新たな提供価値の創造に取り組んでいく。
2.「MS-Assistant」の概要
同社専用環境上に構築した社員向けの生成AIチャットツールである。情報検索、質問応答、文章作成・校正、要約、翻訳、ブレインストーミング等で社員の多様な業務を自然な対話でサポートするとともに、地域・部門ごとの利用ログをデータサイエンティストが分析し業務プロセスの改善につなげることで、全社横断で生産性の向上を実現する。
利用にあたっては、お客さま情報や機密情報の保護等、法令・諸規則や生成AI特有のリスクを踏まえた業務運営ルールを策定し、適切に利用する。