新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

損保ジャパン、高齢者運転免許更新時の認知機能検査体験アプリ「MOGI」を展開

損保ジャパンとフィナンシャル・エージェンシーは、日本テクトシステムズが開発した高齢者運転免許更新時の認知機能検査体験アプリ「MOGI」(モギ)の展開について業務提携を締結し、7月から損保ジャパンの取引先への紹介を開始する。
2022年5月13日、改正道路交通法の施行により、75歳以上の高齢ドライバーが免許更新をする際に義務付けられている認知機能検査の検査方法が変更となった。その変更にともない、従来実施していた回答を紙に記載する方式に加えて、タブレット端末を用いた方式も採用されることとなった。導入は各都道府県の判断とはなるが、タブレット端末を用いて簡素化された検査を実施した場合、検査に必要な時間は従来の3分の1程度になる。これは、受検者・検査員の負担減に資するもので、タブレット端末を利用する免許センターも徐々に増加し、今年度中に数多くの都道府県で導入が進む見込みとなっている。
フィナンシャル・エージェンシーは、保険業界でITを駆使することにより画期的な流通システムを構築し、さまざまなサービスを提供している。このたび、日本テクトシステムズとMOGIの開発・提供にあたって業務提携を締結することで、多くのニーズがある生損保業界へMOGIを展開することになった。
損保ジャパンは、高齢ドライバーが安心・安全に運転できる取組みを過去から進めており、今回の改正道路交通法でも何ができるかを検討してきた。
タブレット操作に慣れていない高齢者が、より安心して免許更新に臨むことができるよう、損保ジャパンと「MOGI」のサービス提供の運営を行うフィナンシャル・エージェンシーは業務提携を締結し、日本テクトシステムズが提供する「MOGI」を幅広く展開することになった。
◆高齢者運転免許更新時の認知機能検査体験アプリ「MOGI」の概要
日本テクトシステムズが提供する高齢者運転免許更新時の認知機能検査と同様の問題を解くことが可能なiPad専用のアプリケーションである。高齢ドライバーは認知機能検査自体が不安なため、「MOGI」を使って認知機能検査の体験や練習をすることで、その不安を事前に解消することが可能となる。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

損保ジャパン、座間市との『地域防災力向上及び災害時支援に関する連携協定』を締結

損保

損保ジャパン、金融庁による報告徴求命令を受領

損保

損保ジャパン、SOMPOリスク、小型衛星の通信喪失リスクに備えるソリューションの提供に向けてSOMPOとANT61が協業検討開始

損保

損保ジャパン、日新のリターナブル物流容器ソリューション「ハコラボ」に専用保険を開発

損保

損保ジャパン、「カスタマーハラスメントに対する方針」を策定

損保

損保ジャパン、秋田銀行を通じた「事業継続マネジメント簡易診断サービス」の提供開始および「BCPセミナー」開催

損保

SOMPOホールディングス、損保ジャパン、業務改善計画の進捗状況(開示事項の経過・2024年5月末時点)および保険料調整行為に関する社外調査委員会による調査報告書を受領

損保

損保ジャパン、AI教習所、安心で安全な運転を支えるエコシステム「運転の人間ドック」構想の実現を目指して、共同研究を開始

損保

損保ジャパン、SOMPOリスク、GHG排出量を衛星画像で解析するMomentick社と実証実験を開始

損保

損保ジャパン、洋上風力発電所リスク評価モデルを刷新、保険引受の高度化に活用

関連商品