あいおいニッセイ同和損保、「自動運転ロボット専用保険プラン」の販売を開始
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あいおいニッセイ同和損保と、株式会社ZMP(以下ZMP)は、自動運転ロボット向けに専用補償を開発し、「自動運転ロボット専用保険プラン」として、2023年5月より販売を開始する。
1.開発の背景・目的
近年、インターネット通販等の電子商取引の拡大に伴う宅配需要の急増や、トラックドライバーの残業規制導入等により物流分野における人手不足の懸念が高まっている。また、過疎化や高齢化の進行に伴う交通弱者対策等の課題も顕在化している。
自動運転ロボットは、こうした社会・地域課題を解決し、生活の利便性を向上させる手段として活用が期待されている。また、2023年4月1日の改正道路交通法の施行により、遠隔操作型の自動運転ロボット(遠隔操作型小型車)が歩道を含めた公道でサービス実装が可能となる等、今後のさらなる普及が見込まれている。
一方、従来の道路交通法では、自動運転ロボットは「原動機付自転車」等に区分され、実証実験の際には自動車保険により補償が提供されていたが、改正道路交通法の施行により歩行者と同等の交通ルールとなったため、新たな保険の組成が求められていた。
その様な中、テレマティクス自動車保険などモビリティ分野に強みを持つあいおいニッセイ同和損保と自動運転ロボットの多数の公道走行実績を持ち、ロボットを遠隔管理するクラウドシステムにも強みを持つZMPは、自動運転ロボットの固有リスクや利用シーンを踏まえた専用補償を共同で開発し、ZMPのロボット向けに「自動運転ロボット専用保険プラン」として提供することとした。
2.概要
「自動運転ロボット専用保険プラン」は、事故後の補償だけでなく、事故の未然防止や事故後の影響を減らすことにより、安全・安心を提供するプランである。
自動運転ロボットの固有リスクに対応する専用補償を新設することで、自動運転ロボットを活用する事業者や利用者の安全・安心の確保を図り、その普及促進に貢献する。
また、本プランは、ロボット導入事業者に対する安全・安心なロボット運用パッケージとして、ZMPのロボット管理システム「ROBO-HI(R)(ロボハイ)」と一体で展開する。
(1)専用補償の内容
①「被害者救済費用特約(自動運転ロボット用)」
②「自動運転ロボット等特約(運搬費用等補償)」
(2)提供方法
ZMPの自動運転ロボットは、ロボットの遠隔監視を行うロボット管理システム「ROBO-HI(R)」の使用契約と併せて販売される。本プランは、ロボット導入事業者を対象に、「ROBO-HI(R)」の使用契約と併せて提案する。
3.今後の展開
あいおいニッセイ同和損保とZMPは、本保険プランを全国の自動運転ロボットを活用する事業者等へ展開し、安全・安心な自動運転ロボットの普及を後押しする。また、普及とともに広がるユースケースから得られる知見や運行データの分析を通じて、新たな補償や料率体系の構築・サービスの向上等、更なるバージョンアップに取り組み、CSV×DX(シーエスブイバイディーエックス)を推進し、安全・安心で快適な街づくりへ貢献する。