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あいおいニッセイ同和損保、ウェイストボックスと資本業務提携を締結

あいおいニッセイ同和損保は、企業のカーボンニュートラル実現に向けた取り組み支援を目的として、ウェイストボックスと、資本業務提携契約を締結した。
カーボンニュートラルに向けた取り組みが加速する中、パリ協定やSDGsの採択など、世界的に環境問題への取り組みが求められている。また、日本国内でも脱炭素社会の実現に向け、再生可能エネルギーへの切り替えや省エネ対策によるCO2削減などの取り組みがますます重要視されている。
同社とウェイストボックスは、国際ルールに則った企業のCO2排出量の算定や情報開示へ対応できる人財の育成を目指し、同社が事務局を担う、一般社団法人炭素会計アドバイザー協会の運営を通じて、社会課題の解決の一助になるよう取り組んできた。
今般、両社は、同社が持つ幅広い顧客基盤やネットワークと、ウェイストボックスが持つ温室効果ガスに関する算定および開示支援や排出量の権利化支援等のノウハウを融合し、新たなビジネスモデルを開発・推進するため、資本業務提携を行うこととした。
◆資本業務提携の概要
(1)出資内容
ウェイストボックスの発行済株式の一部をあいおいニッセイ同和損保が取得
(2)業務提携内容
<研究領域>
・クレジット(環境価値)の算定・取引等に関する研究
・トレーサビリティ※1の手法等に関する研究
・VCM(自主的炭素市場)※2の取引状況に関する研究
・排出量算定および権利化等に関連する補償等のリスク把握
<実践領域>
・カーボンニュートラルに関連する、新たな保険商品およびサービスの開発
・直近の国際ルールの把握と顧客への最新情報の共同提供
・業種、事業規模別等のカーボンニュートラル取り組みの支援
・将来における排出権取引に関する協業
※1 トレーサビリティとは、物品の流通経路を生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態
※2 企業や個人が削減した温室効果ガスの量を「炭素クレジット」として認証し、取引する民間主導の市場

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