SOMPOホールディングス、ソーシャルボンドを発行
SOMPOホールディングスは、ソーシャルボンドを発行する予定であり、3月22日、発行に向け社債の発行登録書および訂正発行登録書を関東財務局へ提出した。ソーシャルボンドの発行は同社初であり、また国内の保険グループとしても初の発行となる。
1.本発行の背景・目的
日本においては、介護を必要とする高齢者の増加に伴い、介護を担う人材との需給ギャップが拡大すると見込まれており、「介護保険の財源不足」「介護現場における労働力不足」など深刻な社会課題の解決が求められている。
SOMPOホールディングスは、「安心・安全・健康のテーマパーク」のブランドスローガンのもと、「世界に誇れる豊かな長寿国日本」の実現に貢献するため、2015年に介護業界に本格参入し、在宅介護から施設介護まで展開するフルラインオペレーターとして最高品質の介護サービスの提供に取り組んできました。現在では、介護・シニア事業の新たなステージとして、「安心・安全・健康のリアルデータプラットフォーム(以下「介護RDP」)」の構築に取り組んでいる。
SOMPOホールディングスは、エヌ・デーソフトウェア株式会社(以下「エヌ・デーソフトウェア」)の全株式を取得し、完全子会社化している。今般、この取得資金の一部として活用するためソーシャルボンドを発行することとした。エヌ・デーソフトウェアとの連携により、介護RDP(サービス名称“egaku”)の一層の発展、介護業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するとともに、「介護人材の需給ギャップの解消」、「要介護者・家族のQOL(Quality of Life)の維持・向上」という社会的課題の解決への貢献を推進する。