東京海上日動、メタバースの安心・安全な活用と社会課題解決への貢献をめざした戦略的包括業務提携を締結
東京海上日動およびNTT QONOQ(以下「コノキュー」)は、メタバースの安心・安全な活用およびXR※技術を活用した社会課題解決への貢献をめざし、戦略的包括業務提携を締結した。
両社は、コノキューが提供するXR事業のサービスと、東京海上日動の保険商品開発およびリスクマネジメントのノウハウを組み合わせ、XR技術を用いたさまざまなサービスやソリューションを開発・展開することで、リアルとバーチャル空間をつないだ「安心・安全な新しいコミュニケーション文化の創造」を推進していく。
※ 仮想現実 VR(Virtual Reality)、拡張現実 AR(Augmented Reality)、複合現実 MR(Mixed Reality)といった先端技術の総称。
◆主な取り組み
①メタバース専用コンテンツの共同開発
社会課題解決への貢献に向けて、メタバースを活用したコンテンツの開発を進めていく。第一弾として、自然災害や事故の対応につながるコンテンツの開発・提供をめざす。
②メタバース空間専用保険の開発・提供
メタバース空間を安心・安全に利用いただくための環境整備に取り組む。東京海上日動は、コノキューが今後展開していくメタバース空間において発生するリスクを対象にした専用保険を開発・提供していく。
<具体例>
・不測の事故によって、メタバースの出展事業者がユーザーに対して負う法律上の賠償損害や、イベントがキャンセルになった際にかかる費用を補償する保険の開発。
・一般の利用者がメタバースの利用により現実世界で生じた自身のケガ、家具等の破損、他人等への賠償責任等をパッケージにした保険の開発。
③メタバース空間におけるリスクおよびリスクマネジメントの研究
コノキューと東京海上日動が主体となり、メタバースに関わるリスク実態の調査や責任の在り方などを産学で研究し、ルール整備を進めていく。
また、コノキューが実施していくメタバースイベント等へのリスクマネジメントの提供や、不正アクセス等の検知、トラブルの事前予測・アラート発報等、メタバース空間において発生しうるリスクへの対処につながる新たなサービス開発を進めていく。