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損保ジャパン、「SOMPO逃げ地図づくりワークショップ」の展開を試行実施

損保ジャパンは、災害に強い地域社会づくりを目指し、商品・サービスの提供に加えて、将来を担う子どもおよびその保護者を対象とした防災教育「防災ジャパンダプロジェクト」などさまざまな取組みを進めてきた。この度、「防災ジャパンダプロジェクト」の新たな取組みとして、2月から明治大学山本俊哉研究室と協働で災害発生時の逃げ遅れゼロを目指す「逃げ地図づくり」の普及を試行的に開始する。
1.背景
グローバルな社会課題である気候変動によって、近年台風や豪雨などの大規模自然災害が毎年各地で発生している。
「”安心・安全・健康のテーマパーク”により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことができる社会を実現する」をパーパスに掲げるSOMPOは、「災害に強い地域社会」の構築を目指し、多様なステークホルダーとの共創に取り組んできた。
2.取組み概要
(1)「逃げ地図づくり」概要
「逃げ地図づくり」は、目標とする避難地点までの時間を色鉛筆で塗分ける手作りの地図で、道路や通路が色塗りされることで直感的に危険な場所や逃げる方向を理解することができる。地域住民などが自ら作成すること、地図を見ながら参加者同士で話し合うことがワークショップの特徴で、地域課題の発見や世代間のリスクコミュニケーション促進にもつながっている。
2011年3月の東日本大震災をきっかけに、日建設計のボランティア部が開発したもので、現在は明治大学山本俊哉研究室が中心となって普及活動を行っている。
(2)「SOMPO逃げ地図づくりワークショップ」の取組み
損保ジャパンでは、2015年からNPO法人プラスアーツと協働で将来を担う子どもおよびその保護者を対象とした防災教育「防災ジャパンダプロジェクト」を開始し、2022年3月末までに全国で376回開催してきた。今回「逃げ地図づくり」を新たなコンテンツとして追加し、親子以外にも防災教育の対象を拡大していく。
また同社は2022年6月より、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと協働で災害時における「子どものための心理的応急処置(Psychological First Aid、通称子どものためのPFA)」の普及や放課後児童クラブ(学童保育)の防災支援活動に取り組んでいる。「SOMPO逃げ地図ワークショップ」には、「子どものためのPFA」など、子どもたちと一緒に防災について考えるときや、災害時の対応で役立つ情報の紹介を組み込んで展開することとした。尚、ワークショップの構成にあたっては、明治大学山本俊哉研究室の監修を受けている。
3.今後について
損保ジャパンは、「“安心・安全・健康のテーマパーク”により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会を実現する」というSOMPOのパーパス実現に向けて、ブランドスローガン「Innovation for Wellbeing」を具現化する取組みを通じてサステナブルな社会の実現に貢献していく。

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