新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

あいおいニッセイ同和損保、海洋プラスチックごみ再生樹脂を使用したオフィスチェアを導入

あいおいニッセイ同和損保は、2022年12月に実施した、同社あんしん24損害サービス部の拠点である所沢ビル(埼玉県所沢市)のオフィスリニューアルにともない、所沢ビルで使用する椅子(272脚分)をアイリスチトセ株式会社(以下、アイリスチトセ)の海洋プラスチックごみ再生樹脂を使用したオフィスチェアとした。
これにより、海洋プラスチックごみ※1(以下、海洋プラ)約640キロが削減されるとともに、環境保全への具体的な貢献度が可視化され、社員への環境保全に関する啓発にも寄与する。
※1 沿岸50キロメートル以内の海洋で適正に廃棄処理・管理されていないプラスチック
1.背景
近年、海洋に放出されたプラスチックごみを海洋生物が誤食し、死亡してしまう事例が多数報告されるなど、海洋プラによる海洋汚染や海洋生物多様性の損失が深刻化している。また、2016年に開催された世界経済フォーラムでは、毎年全世界で少なくとも約 800万トンのプラスチックが海に流出しており、このまま対策を取らなければ、2050年までには海のプラスチックの量が魚の量を上回る危機的な状況であることが示された。
こうした流れを受け、国内では2022年4月1日に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されるなど、プラスチックを資源循環させる取り組みが進展してきている。
同社としても、サステナビリティ重点取組項目の一つとして「健やかな地球環境を未来につなぐ~Planetary Health~」を掲げ、自然資本・生物多様性の保全・回復に取り組んでおり、プラスチックの資源循環に取り組む企業を対象に保険料の割引などを行ってきた。
今般、同社は自然資本・生物多様性の保全・回復に向け、海洋プラの回収・再資源化に寄与するため、アイリスチトセの海洋プラを使用したオフィスチェアを導入することとした。
2.概要
(1)導入したオフィスチェア
■メーカー・品名:
・アイリスチトセ・VIGOR-OBP
■製品の特長:
・アイリスチトセの協業パートナーであるプラスチック再生業者が海洋プラを回収し、TUV(テュフ)認証※2を取得した工場で再生樹脂にリサイクルすることで、原料から製品化までのトレーサビリティと安全性を確保
・使用済みの製品を分別しリサイクルする仕組みではなく、「ごみの回収」「資源の有効活用」という環境保全に貢献する二つの取り組みを同時に実現
■海洋プラの使用量:
・1脚あたり約2.35キロ
※2 国際的な第三者認証機関である「TUV Rheinland(テュフラインランド、本社:ドイツ)」が、技術力や安全等を中立的に認証する制度
(2)導入内容
日付:・2022年12月15日
場所:・あいおいニッセイ同和損保あんしん24所沢ビル(埼玉県所沢市中新井1-43―1)
設置数:・272脚
海洋プラ削減効果:・約640キロ
3.今後の展開
同社は海洋プラを使用したオフィスチェアの導入に留まらず、世界規模で課題となっている気候変動問題等の解決に資するオフィス環境構築を今後も進めていく。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

大同火災、沖縄県警察および公益財団法人沖縄県交通安全協会連合会への動画掲載チラシを贈呈

損保共済

こくみん共済coop〈全労済〉、「防災・減災」を楽しく学ぶイベント『もしもFES名古屋2024』名古屋・栄で5月18日(土)-19日(日)開催決定

生保

メットライフ生命、地域住民交流と「縁結び」の場「メットライフ財団支援ホームホスピスマイレの家」オープン

損保共済

こくみん共済coop〈全労済〉、全国の小学校・児童館などに横断旗157,812本を寄贈

生保

あいおいニッセイ同和損保、テレマティクスデータと音声アラートを活用した「児童の交通事故防止」に向けた共同実証実験を開始

損保

あいおいニッセイ同和損保、被災地の学校、地域の学校へベルマーク約124万点を寄贈

損保

三井住友海上、「かすみがうらマラソン兼国際ブラインドマラソン2024」で道下美里選手が優勝

損保

三井住友海上、三井住友海上文化財団による2024年度「コンサート開催地」および「助成先」決定

損保

三井住友海上、大地震発生時に自治体向けサービスの無償提供を開始

損保

トーア再保険、千代田区立小学校への環境関連書籍を寄贈

関連商品