SOMPO環境財団、インドネシア版CSOラーニング制度第4期修了式を開催
SOMPO環境財団は、環境人材育成プログラム「NGO Learning Internship Program in Indonesia」を2019年2月からインドネシアで実施している。このたび、10月12日に第4期生20名の修了式をAYANA Midplaza Jakartaで開催した。
1.インドネシア版CSOラーニング制度の概要
本プログラムは、SOMPO環境財団が2000年から国内で実施している、大学生・大学院生を環境NGOに長期間インターン派遣する「CSOラーニング制度」を初めて国外に展開したものである。
名称:NGO Learning Internship Program in Indonesia
参加学生:インドネシアの大学生・大学院生20名
派遣先NGO:インドネシアに所在する環境NGO(10団体)
活動期間:2022年2月~9月(8か月間)
内容:・派遣先NGOでのインターン活動による、環境保護活動の実務経験
・学生間の相互啓発・情報交換のための定例勉強会
・環境保全のワークショップ等への参加
・日本のCSOラーニング参加学生とのテレビ会議システムを通じた意見交換ほか
※現地の新型コロナウィルスの感染状況により、適宜テレワーク、オンラインを活用したプログラム運営を行っている。
2.修了式の様子
2019年以来の対面形式となった修了式は、日本とオンラインを繋いだハイブリッド開催となった。式典には主催のSOMPO環境財団、現地事務局を務める日本環境教育フォーラム(JEEF)、第4期プログラム参加学生(大学生・大学院生)のほか、SOMPOグループの現地法人Sompo Insurance Indonesia(SII)、派遣先環境NGOの代表など、約40名が参加した(SOMPO環境財団とJEEFの日本事務局はオンライン参加)。
冒頭、SOMPO環境財団専務理事の西脇から参加学生に向け、「成長著しいインドネシアで、若い世代のリーダーとして環境課題の解決に貢献してほしい」とメッセージを送った。
続いて本制度の創設時から協力しているインドネシア環境林業省のJo Kumala Dewi環境パートナーシップ局長、SIIのEric Nemitz CEOから、今後の活躍に期待する激励の言葉を贈られた。
参加学生からは、「このプログラムで皆さんに蒔いていただいた種を、今後の活動で芽吹かせていきたい」と感謝の言葉が寄せられた。
3.今後について
SOMPOグループは、本プログラムの活動を通じて、「インドネシア国内における環境NGOの活動への理解促進」、および「参加学生の将来への新たな選択肢の提示」が実現されることを目指し、今後もインドネシア政府や現地NGOとの連携を深めながら、本プログラムによる環境人材の育成に取り組んでいく。