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あいおいニッセイ同和損保、オーラルフレイル予防事業「カムカム健康プログラム」に関する協業を開始

あいおいニッセイ同和損保と、国立大学法人東京医科歯科大学は、2022年9月より、口の健康と食をテーマとした本格的なオーラルフレイル予防事業として「カムカム健康プログラム」に関する協業を開始する。
1.背景・目的
75歳以上の後期高齢者における要介護の原因の1位は老衰(フレイル)であり、フレイルの克服・予防により要介護期間の短縮や健康寿命の延伸に繋がることが期待されている。
また、フレイル予防には運動・栄養・社会参加が重要であり、特に、栄養摂取の入口である口腔機能の低下(オーラルフレイル)予防は極めて重要である。昨今では、政府にて「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針2022)」に生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)の具体的な検討等が盛り込まれ、オーラルフレイル予防への注目が高まっている。
上記背景を受け、東京医科歯科大学の松尾浩一郎教授を研究代表者とした科学技術振興機構戦略的国際共同研究プログラム(SICORP,JPMJSC1813)が「カムカム健康プログラム」を開発し、数か所の地方公共団体での導入実績を重ね、オーラルフレイルの予防効果が実証された。
そこで、今般、東京医科歯科大学とあいおいニッセイ同和損保は、2021年4月28日に締結した「VUCA時代に立ち向かう医学的リスクマネジメントの実践に向けた包括連携協定」に基づき、両社が協業し、オーラルフレイル予防事業として「カムカム健康プログラム」を展開することとした。
<カムカム健康プログラムの概要>
高齢者にとって、いつまでも口と身体の健康を維持し、フレイルの予防に繋げるためには、運動+口の健康+健康的な食事+社会参加を複合的に行うことが重要である。そこで、フレイル・オーラルフレイル予防のパッケージプログラムとして「カムカム健康プログラム」が開発された。特に本プログラム向けの専用レシピによって開発された噛み応えのある「カムカム弁当」の実食を通じて、「楽しく」「美味しく」口腔機能の維持向上に取り組むことができる。
2.協業の概要
2022年度は東京医科歯科大学とあいおいニッセイ同和損保で「カムカム健康プログラム」に関する共同研究契約を締結し、本プログラムの体験イベント(カムカム弁当の実食会等)をあいおいニッセイ同和損保が連携協定を結ぶ412(2022年6月末現在)の地方公共団体の内、約10自治体で実施予定である。なお2023年度以降は、体験イベントを実施した地方公共団体より、第1期・第2期プログラムの提案・展開を順次、実施していくことを計画している。
3.今後の展開について
2023年度以降、既存プログラムの普及・展開だけではなく、以下3つの事業展開を両者で検討していく。加えて本プロジェクトにおける口腔・栄養・全身をあわせたデータマネジメントシステムの構築と運用とともに、自治体との協働を通じ、医療経済学的分析を実践し、医療費・介護費の改善効果の検証を目指す。また、あいおいニッセイ同和損保として東京医科歯科大学との本件の取り組みで得た知見等をもとに、今後歯科領域での保険・サービス商品開発の検討を目指す。

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