あいおいニッセイ同和損保、火災保険の事故データとSNSビッグデータの分析で、地域の自然災害リスクを調査する実証実験を開始
あいおいニッセイ同和損保は、同社が保有する火災保険の事故データとJX通信社が収集・分析したSNSビッグデータを掛け合わせ、地域の自然災害リスクを調査するため、6月より実証実験を開始する。
近年、自然災害が多発・激甚化する中、同社は「CSV×DX(シーエスブイバイディーエックス)※を通じて、お客さま・地域・社会の未来を支えつづける」ことを目指し、他業態の企業等との協業・共創や社内外のデータ・デジタル技術活用を強化し、社会・地域課題解決に資する商品・サービスの開発や検討を進めている。また、同社とJX通信社は2021年に資本業務提携を締結し、自然災害が発生した際、SNSなどのビッグデータを活用した新たなサービスの開発等に向けた共創取り組みを行っている。
今般、これらの取り組みの一環として、同社とJX通信社は、火災保険の事故データとSNSデータを掛け合わせた地域の自然災害リスクの実態を把握するため、実証実験を行うこととした。
※ CSV Creating Shared Value(社会との共通価値の創造)
DX Digital Transformation(データやデジタルを活用し、価値提供を変革させること
◆実証実験の概要
同社とJX通信社は、これまで蓄積してきた火災保険の事故データとTwitter等のSNSビッグデータを分析し、自然災害による火災保険の請求件数が多いエリアや当該エリアにて投稿されたSNS投稿件数などの情報を地図上に可視化し、データに基づいた地域のリスク実態の把握を目指す。実証実験によって得られた各地の自然災害リスク情報を活用し、地域の防災・減災に寄与する情報提供を共同で検討していく。