損保ジャパン、「雪災への対策・悪質な住宅修理業者に関する意識調査」と「住宅修理トラブル相談窓口」を設置
損保ジャパンは、本格的な雪解けシーズンの到来に向けて、雪災による住宅修理サービスにおけるトラブルについての認識を調査するために、「雪災への対策・悪質な住宅修理業者に関する意識調査」を行った。また、悪質な住宅修理業者対策として、今般新たに相談窓口を設置した。
1.アンケート調査の背景・目的
雪災等の自然災害による住宅の損害について、悪質な住宅修理業者や保険金請求代行業者とのトラブルが多発している。そこで、雪解けシーズンを迎えるにあたり、「①改めて災害への備えに関する意識を高めていただくこと」、「②近年増加傾向にある悪質な住宅修理業者とのトラブルについてご認識いただくこと」を目的に調査を実施した。
雪災等による住宅の損害については、多くの場合、加入している火災保険で補償される一方、住宅修理やリフォームに関し、不当な復旧修理を行ったり、保険金請求代行の契約を勧誘したりする悪質な住宅修理業者や保険金請求代行業者とのトラブルが多発している。こういった業者によって、高額な手数料を要求され残った保険金で修理できない、損害保険会社・保険代理店へ連絡する前に業者と契約してしまい解約しようとすると高額な解約手数料を要求されるなどの深刻な被害が報告されている。損害保険会社として、被災後のトラブルに対しての実態調査を実施して公表し、広く注意喚起することで、お客さまの安心・安全な生活に貢献する。
2.アンケート調査結果のポイント
【悪質な住宅修理業者について】
(1)悪質な住宅修理業者の訪問時期は春(3月~5月)が約4割と最も多く雪解け後に動きが活発化することがうかがえる。
(2)悪質な住宅修理業者による実際のトラブル(被害)では、「ずさんな工事をされた(46%)」
「本来必要のない手数料を請求された(34%)」の割合が高い結果となった。
(3)悪質な修理業者からの勧誘経験の割合は高齢の方ほど高い傾向となった。
(4)悪質な住宅修理業者とのトラブルは年代に関わらず注意が必要であることがわかった。
【雪災に対する備えについて】
(5)最も心配な災害として約5割の方が「家屋の破損」「雪おろしなど作業中の事故」への不安が高いことがわかった。
3.今後の取組みについて
=「住宅修理トラブル相談窓口」の設置=
住宅修理トラブルに関して365日、相談・質問に対応する。修理業者の来訪を受けてお困りの場合や修理業者とトラブルになった場合の相談だけではなく、火災保険の補償内容や保険金請求手続きについての相談も受け付ける。また、要望に応じて損保ジャパンが提携している修理業者も紹介する。