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あいおいニッセイ同和損保、Web手続きで完結できる法人向けデジタル募集基盤を共同開発

あいおいニッセイ同和損保と株式会社Finatext(代表取締役CEO:木下あかね以下「Finatext」)は、これまで個人向け保険が中心だったWeb完結型のデジタル募集基盤※1(以下、個人向けデジタル募集基盤)をベースに、業界に先駆けて新たに法人向けに特化した基盤を共同開発し、2022年4月に第一弾商品「ミニサイバー費用保険」を多くの顧客基盤を持つ事業者(プラットフォーマー)さま向けに提供開始する。
※1:Web上で手続きが完結できる保険販売のシステム
1.背景
昨今の新型コロナウイルスの影響により、保険分野では非対面・非接触による保険加入が大幅に進展した。あいおいニッセイ同和損保とFinatextは世の中の変化に対応するため、2021年1月に共同でデジタル募集基盤をリリースした。あいおいニッセイ同和損保は、本基盤の第一弾商品として国内旅行保険の提供を開始している。
一方で、現在のデジタル募集基盤は個人のお客さまを対象としており、法人のお客さまを対象とした保険の加入は対面かつ書面による募集にとどまっている。また、あいおいニッセイ同和損保は、商品企画から販売開始までのリードタイムを削減することを検討していた。
Finatextはこうした保険業界のニーズを見据え、保険の基幹システムをSaaS※2化したサービスであるInspireを提供している。Inspireを活用することで、お客さまに合わせて保険商品を柔軟にカスタマイズできるシステムを容易に構築することが可能である。
そこで両社は、個人向けデジタル募集基盤をベースに、法人のお客さまが対象であっても簡単かつ手軽に保険加入ができ、開発コスト・期間を大幅に圧縮できる募集基盤を共同開発することにした。
※2:Software as a Service(ソフトウェアアズアサービス)。必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェアもしくはその提供形態
2.共同開発の内容
(1)法人向けデジタル募集基盤
<期待される効果>
①顧客利便性向上
②商品開発期間の短縮
3.ミニサイバー費用保険(ブランドイメージ費用・利益保険(サイバー攻撃対応用))について法人向けWeb完結型商品の第一弾として、サイバー攻撃によって企業が負担した原因調査費用や外部コンサルティング費用など、企業のブランドイメージ回復に資する費用を最大300万円まで補償するミニサイバー費用保険(ブランドイメージ費用・利益保険(サイバー攻撃対応用))を2022年4月から多くの顧客基盤を持つ事業者(プラットフォーマー)さま向けにWeb加入限定で発売する。デジタル化やリモートワークが普及し、日々増大するサイバーリスクに備えたいという企業ニーズに応える。
4.今後の展開
両社は本協業を通じて、今後も新たな法人向けWeb募集商品を開発していく。新型コロナウイルスの影響により、様々な場面において非対面・非接触が求められている中、法人向けのWeb募集基盤構築にチャレンジし、お客さまの利便性向上ならびに損害保険の普及に貢献していくことを目指す。

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