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あいおいニッセイ同和損保、ブルームバーグ社のバイサイド向けソリューションであるオーダーマネジメントシステムAIMとPORTエンタープライズを導入

あいおいニッセイ同和損保は、ブルームバーグ社と協業し、資産運用業務の大幅な業務改善と新しい働き方の実現に向けた新システムを4月より導入する。 同社は、中期経営計画「AD Vision 2021」に掲げた、デジタル技術によるプロセス・サービス等の効率化・利便性向上とビジネス全体の変革に取り組んでおり、今般、資産運用業務においてこれらの課題を解決するため、ブルームバーグ社が提供するオーダーマネジメントシステムであるアセット&インベストメントマネジャー(以下AIM)および、ポートフォリオ&リスク分析プラットフォームであるポートエンタープライズ(以下PORTエンタープライズ)を4月より導入することとした。
◆概要
(1)AIMおよびPORTエンタープライズについて
AIMは、ポートフォリオとリスクの管理、売買計画の作成および確認、注文執行自動化、約定後自動照合、コンプライアンス強化、後続システムとの自動連携などの機能をもった、あらゆる資産クラスに対応するグローバルな証券取引プラットフォームである。
PORTエンタープライズは、投資のプロフェッショナル向けのマルチアセット対応型の強力なポートフォリオ&リスク分析ツールである。ポートフォリオアップロード、レポート作成まで一貫した自動化によるワークフローを会社全体において可能にする。またブルームバーグの豊富なデータと頑健なポートフォリオモデルによる分析機能により、日中モニター、特性、要因分析、トラッキングエラー、シミュレーション、最適化、トランザクション分析、簿価分析など、様々なポートフォリオ分析結果をブルームバーグ端末またはレポートにて迅速に取得することが可能である。
(2)同社資産運用業務で期待する効果
①資産運用収益力の強化
PORTエンタープライズを利用することで、様々な資産で構成されるポートフォリオの過去のパフォーマンスの分析、ストラクチャーの把握、リスクの測定、投資アイディアのシミュレーション等が可能になる。複雑化する金融市場の分析力を拡充し、アセットアロケーション機能やデリバティブを活用したヘッジ取引の強化に取り組むことで、資産運用収益力の一層の強化を実現する。
②作業時間 10,000時間/年の削減
AIMやPORTエンタープライズを利用した業務変革、業務基盤の強化により、証券取引業務にかかる作業時間を年間10,000時間削減するとともに、リモート勤務や在宅勤務等の勤務形態によらない安定的な資産運用が可能となる。
③紙使用量 1t/年の削減
AIMを利用することで、証券取引業務における自動化、効率化、高度化およびペーパーレス化が実現する。また、AIMとあわせてクラウド上の工程管理システムを用いて、社内稟議から注文執行、約定照合、資金決済といった資産運用業務の全体の業務の流れについて、電子ワークフロー化することで、処理状態の見える化、処理の迅速化、データの一元化、業務精度の向上を実現する。

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