あいおいニッセイ同和損保、社員の業務中の移動効率化を目指し、企業向けオンデマンド配車サービスの実証実験を実施
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あいおいニッセイ同和損保は、大阪市高速電気軌道株式会社および大阪シティバス株式会社(大阪市高速電気軌道株式会社と併せ、以下Osaka Metro Group)と共同で、企業向けオンデマンド配車サービスの本格運用に向けた実証実験(以下本実証実験)を実施する。
1.背景
同社は、コロナ禍を契機としたビジネススタイルの変革を目指し、オンラインツールなどを活用した非対面営業の推進により、移動時間の削減による業務の効率化などを目指している。一方、お客さまや代理店対応上、対面による営業活動も引き続き求められており、就業中の移動が一定程度発生している。
同社では移動手段の一つとして社有車を保有しており、使用する社員及び会社がその運行及び管理業務を担っているが、運転中に電話対応やメールの返信など「移動」以外の業務が出来ないといった課題に加え、日常点検やガソリン代の清算などの管理業務も負担となっている。
今般、これらの課題に対応し、更なる業務効率化を目指すため、同社社員が指定した乗降場所間での配車・運行をOsaka Metro Groupが行う本実証実験を実施することとなった。
2.企業向けオンデマンド配車サービスの概要
企業向けオンデマンド配車サービスとは、企業の社員がスマートフォン用アプリで指定した日時や乗降場所にOsaka Metro Groupが配車し、企業専用のオンデマンド車両として利用できるサービスである。
企業向けオンデマンド配車サービスを利用することで、これまで企業が負担していた社有車管理業務および運行業務が削減されるとともに、移動効率化に伴う排出ガス削減に寄与する。
3.実証実験
(1)概要
本実証実験では、同社の社有車の保管、日常点検、燃料およびエンジンオイル類の補給、清掃等をOsaka Metro Groupに委託する。
また、同社社員の業務移動ニーズの多い大阪市北区、西区、中央区内に約50か所の乗降場所を設定し、スマートフォン用アプリから社員が指定した乗降場所間での配車・運行をOsaka Metro Groupが行う。
(2)期間
2022年2月1日(火曜日)から6月30日(木曜日)まで(予定)
(3)運行車両
同社が保有する車両2台(最大)
(4)目指す効果・狙い
社有車管理業務の削減や、同社社員が費やしている車での運転時間を、業務時間として有効活用することが可能となることで、社員ひとりあたり月10時間の業務効率化を目指す。
4.今後の展開
近年、多くの自治体や企業が、より便利で自由な移動体験の提供や地域の交通課題への対応に向けて、デジタル技術を活用したMaaS等新しい移動サービスの取り組みを行っている。
同社は、企業における新しい移動サービスの活用を推進するべく、本実証実験を通じて、安全・安心で利便性の高い企業向けオンデマンド配車サービスを支える保険商品・サービスの開発に取り組み、企業の社有車管理・運行業務の効率化および環境対策に貢献することを目指す。