新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

東京海上日動、運送事業者向けオールリスク置き配保険を販売開始

東京海上日動は、12月より、運送事業者向けに、置き配専用のオールリスク保険(以下、「運送事業者向けオールリスク置き配保険」)の販売を開始する。
コロナ禍の影響や新たな生活様式の下で、ネット通販の利用拡大や非対面・非接触での受け取りとなる「置き配」のニーズが増加している。一方、置き配で宅配された荷物の盗難や破損に対して不安を感じる消費者の声は多く、不在時には再配達を選択する消費者が依然として多い傾向にある。
また、置き配の際の荷物の破損は、配送中なのか置き配中なのか等、責任の所在が不明瞭なものもあり、トラブルの際に対応が難しいという問題もあった。
運送事業者の人手不足への対応やCO2排出削減という観点から、再配達率の抑制は重要な社会課題の一つである。消費者のニーズに応えつつ、再配達に起因する社会課題の解決のため、置き配の普及・拡大が求められている。これらを踏まえ、同社は運送事業者向けに、出荷人および消費者のリスクも含めて漏れなく補償を提供できるよう、運送事業者向けオールリスク置き配保険を開発した。
◆本保険の特長
(1)オールリスクかつ全てのタイミングでの事故を補償
受取完了まで、盗難※、水濡れ、破損等オールリスクの事故を対象に、運送業者ごとに事前に設定した1荷物あたりの限度額まで実費を補償する(ただし、紛失は対象外)。また、事故が配送中なのか置き配中なのか等、どのタイミングでの事故か不明なケースについても保険の対象とする。
※ 盗難の場合は保険金の請求に盗難届の受理番号が必要となるため、警察に盗難届を提出が必要。
(2)様々な置き配場所を担保
置き配ボックスの他、玄関前、ポスト、ドアノブ、自転車かご、物置など、様々な場所への置き配に対応する。
(3)実態に見合った保険料
保険契約時に1年間の置き配見込み個数に基づいて暫定保険料を頂戴し、期末に確定置き配個数に基づいて精算する。

関連記事(保険業界ニュース)

損保協会・団体

損保協会、損害保険会社に係る個人情報保護指針に基づく対象事業者4社に対する指導を実施

生保少短

第一生命、第一スマート、JR東日本、Suicaの体験価値向上に向けた共創の取組みを開始

生保

太陽生命、重度ガン前払特約の取扱いを開始

生保

太陽生命、益田信用組合を通じ、『長生きMy介護』の販売を開始

損保

三井ダイレクト損保、ANAの保険「明日へのつばさ」自動車保険提供開始

損保

損保ジャパン、マイルが貯まるANAの保険「明日へのつばさ」親介護保険の提供を開始

損保

三井住友海上、太陽光発電事業者向けケーブル盗難防止サービスを提供開始

損保

損保ジャパン、不登校児童生徒の復学支援および学びの機会確保に向けた「復学支援見舞金補償保険」を販売開始

生保

第一生命、3大疾病サポート保険(団体型)取扱範囲の拡大および支払事由を改定

損保

東京海上日動、大阪・関西万博の「空飛ぶクルマ」向けの保険を提供