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あいおいニッセイ同和損保、MS&ADインターリスク総研、【国内先行事例】「都心部の公道・営業ルート」における営業型路線バスの自動運転実証実験に参画

あいおいニッセイ同和損保およびMS&ADインターリスク総研は、東京都の「令和3年度西新宿エリアにおける自動運転移動サービスモデルの構築に関するプロジェクト」において、営業型路線バスの自動運転化を目指し、京王電鉄バス株式会社ほか複数社と共同で実証実験(以下本実証実験)を2022年1月より行う。
1.本実証実験の概要
本実証実験は、国内先行事例となる「都心部の公道・営業ルート」での自動運転による営業型路線バスの運行を行う。都心部では、「トンネル・半地下・高層ビル群」が多く、自動運転における車両制御の主流となっているGNSS(全世界測位システム)※1が届かない・届きにくいケースがある。そのような環境下での自動運転バス運行を見据え、LiDAR※2のみでも走行ができるシステムの開発・検証を行う。
※1 GNSS:米国の「GPS」や日本の準天頂衛星システム「みちびき」等、衛星測位システムの総称
※2 LiDAR:レーザー光を照射し、対象物に当たって跳ね返ってくるまでの時間を計測し、物体までの距離や方向を測定する技術。電波よりも波長が短いため誤差が発生しづらく、小さな対象物でも遠距離からの計測が可能
また、無人運転バスで課題となる運賃収受の解決に向けた顔認証技術の実証や5Gを活用した遠隔監視映像データの送受信を行う。
あいおいニッセイ同和損保およびMS&ADインターリスク総研は、自動運転バス運行に適した保険の提供と総合的なリスクアセスメントおよび安全管理体制の構築をサポートする。
2.本実証実験における同社グループの役割
(1)安全運行を支援する最適な保険の提供
(2)リスクアセスメント
3.参画企業
参画企業の名称  役割
京王電鉄バス株式会社・京王バス株式会社  プロジェクト運営・自動運転バス運行主体
日本モビリティ株式会社   自動運転技術の提
京王電鉄株式会社  その他技術全般
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社・京王観光株式会社・MS&ADインターリスク総研株式会社  自動運転実証実験に係る保険提供実証実験におけるリスクアセスメント実施
ソフトバンク株式会社  通信ネットワーク整備
日本コンピュータビジョン株式会社  顔認証デバイスの提供
ボールドライト株式会  デジタルマップの構築
4.今後の展開
あいおいニッセイ同和損保およびMS&ADインターリスク総研は、本実証実験での取り組みを通じ、営業型自動運転バスの運行を安全面からサポートし、安全・安心なモビリティ社会の実現に貢献することを目指す。安全性・利便性を向上させながら、各地域が抱える移動課題の解決に向け、地方自治体や交通事業者などとともに無人自動運転移動サービスの全国への展開・社会実装に取り組んでいく。

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