MS&ADホールディングス、SDGsへの貢献に向けたインパクト投資をグループ共同で実行
MS&ADホールディングスは、今般、傘下の保険会社4社共同で、LGT Capital Partners(Ireland)Ltd.が運営するグループ専用の投資ビークルより、2つのインパクト投資ファンドに計50百万米ドルの投資を行った。
MS&ADインシュアランスグループは、「グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、安心と安全を提供し活力ある社会の発展と地球の健やかな未来を支える」ことを経営理念としている。本投資を通じて、経済的リターンの獲得と同時に、ポジティブで測定可能な環境・社会へのインパクトの創出を目指します。また、今回の投資を契機として、インパクト投資に関するネットワークを構築するとともに、環境・社会へのインパクトの評価・管理の知見を蓄積することで、SDGsの達成及び持続可能な社会づくりに貢献していく。
1.投資の概要
(1)ファンド名:「LGT CrownImpact」および「TPG RiseClimate」
(2)投資額:合計50百万米ドル(約55億円)
(3)参加会社:三井住友海上火災保険株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、三井住友海上あいおい生命保険株式会社、三井住友海上プライマリー生命保険株式会社
2.ファンドの概要
(1)LGT CrownImpact(運用会社:LGTCapitalPartners(Ireland)Ltd.以下「LGT社」))
・「気候変動対策」「ヘルスケア」「教育」「包摂的な成長」の4つのテーマに投資を行うインパクトファンドである。環境・社会課題の解決に資するポジティブで測定可能なインパクトの創出を目指す。
・LGT社は、1998年に設立されたプライベートエクイティ投資を中心に行うファンドオブファンズ運用会社である。2007年以降、継続的にESG・インパクト投資を実施しており、本分野においてトップランナーの1社として認知されている。
(2)TPG RiseClimate(運用会社:TPG Rise Climate Management,LLC(以下「TPG社」))
・「気候変動対策」のテーマに特化して投資を行うインパクトファンドである。気候領域のビジネスや技術に投資を行い、魅力的なリターンと脱炭素化等のポジティブなインパクトの創出を目指す。
・TPG社は、1992年に設立されたプライベートエクイティ投資領域における米国の大手運用会社である。
TPG社では、2016年よりインパクト投資ファンドの運営を開始しており、定量的なインパクトの評価手法等に強みを有している。