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イーデザイン損保、AppleWatchで取得するヘルスケアデータを活用した実証実験を開始

イーデザイン損保は、より安全な運転環境を実現するためにAppleWatchを試用する国内初※の取り組みとして、AppleWatchから収集されるヘルスケアデータと同社の総合自動車保険 「&e(アンディー)」から取得するお客さまの運転データを分析し、体調と安全運転との相関関係を明らかにする実証実験を行う。AppleWatchを通じてお客さまの運転前の体調を診断し、個々人に適した安全意識を高めるアドバイスを行う新たなアプリケーション・サービス開発を目指す。
※同社調べ(2021年11月現在)
1.背景および目的
近年のストレス社会においては心身ともに疲労が蓄積した状態になりやすくなっているが、自動車運転時に体調を把握することは、ドライバーの健康起因による事故を防ぐうえで大変重要となっている。また、ヘルスケア領域におけるテクノロジーの進展により、データ分析に基づく心身の不調を予測する技術が向上しており、これらを事故予防につながるサービスに展開することが期待されている。
事故のない世界の実現を目指す同社は、お客さまを”いざ”というときだけでなく”いつも”守る新たな価値創出に向け、AppleWatchを使った実証実験を開始することとした。
2.実証実験の概要
本実証実験では、実験参加者が装着したAppleWatchから収集されるヘルスケアデータと総合自動車保険「&e(アンディー)」で提供される車載センサーから取得される運転データから、体調と安全運転の相関関係を明らかにし、お客さまが運転される際の体調予測が可能か検証する。なお、本実証実験は木村雄弘先生(慶應義塾大学)が監修している。
■実験期間:2021年12月~2022年1月
■対象者:同社社員
■実証実験内容:
①実証実験対象者は、iOSのプロトタイプアプリケーションをiPhoneにインストールし、実験期間中は配布されたAppleWatchを常に装着する。
②実験期間中、車載センサーを搭載した自動車を週2~3回ほど運転する。運転後に、前日の睡眠状況、運転時の疲労度・集中度についてのアンケートに回答する。
3.今後の展開について
同社は、実証実験で得られたデータから課題を検証し、平時とは異なる健康状態の予測に繋がる新たなソリューションの開発を目指す。また、東京海上グループが有する事故データやリスクマネジメントのノウハウと、AppleWatchなど最先端のテクノロジーを掛け合わせることで、社会課題の解決に繋がるヘルスケアソリューションの創出に挑戦していく。
同社はこれからも、お客さまとともに保険業界の新しいかたちをつくることを目指して取り組んでいく。

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