東京海上日動、持続可能な水産養殖社会の構築に向けたソリューションの共同研究・開発を開始
東京海上日動とウミトロン株式会社は、持続可能な水産養殖社会の構築に向けたソリューションの共同研究・開発に向けて、業務提携した。
1.背景・狙い
今後、世界の人口が97億人に達すると予想されるなど人口増加による食糧需要の増加が見込まれ、動物性タンパク質の不足を懸念する声もある中、海の生態系保全をはじめとした環境意識の高まりにより水産養殖事業に対する注目・期待が高まっている。
こうした環境下、東京海上日動はサステナブルな水産養殖社会の構築に貢献していくため、データやデジタルを活用した新たなソリューションの開発に向け、ウミトロンと業務提携することとした。
ウミトロンは「持続可能な水産養殖を実装する」をミッションに掲げ、水産養殖にテクノロジーを活用することで、海の持続可能な開発と魚の安全・安定供給の実現を目指したスタートアップ企業である。IoT機器や衛星リモートセンシング技術等を活用し、給餌の最適化や魚群行動の解析、海洋データ提供サービス等を展開している。
東京海上日動はウミトロンとの業務提携を通じて、これまでリスクの可視化や保険設計が困難であった領域についてもデータドリブンな新たな保険商品やリスクソリューションの提供を目指して取り組みを進めていく。
本取り組みにあたっては、東京海上グループでデータ戦略の中核を担う東京海上ディーアールをはじめ、東京海上グループ全体のリスク分野でのノウハウ等も活用していく予定である。