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三井住友海上、「消防団員の災害救助活動従事中・自動車保険」の販売開始

三井住友海上は、地域防災の強化を支援するために、消防団員の災害救助活動中におけるマイカー等の自動車事故を補償する「消防団員の災害救助活動従事中・自動車保険」を10月から販売する。
三井住友海上は、この商品を通じて防災体制の中核的存在である消防団員の確保や、地域における防災力の一層の向上を支援するとともに、今後も地域の社会的課題の解決を図り、レジリエントでサステナブルな社会の実現に取り組んでいく。
1.開発の背景
消防団員は、非常勤の特別職公務員として平常時・非常時を問わずその地域に密着し、住民の安心と安全を守るという重要な役割を担っている。災害時に出動要請を受ける状況はさまざまで、移動手段として、団員がマイカー等を使用せざるを得ないケースも散見される。
東日本各地に記録的な大雨をもたらした2019年10月の台風19号では、河川の氾濫等の甚大な被害が発生し、出動に際して使用した消防団員のマイカー等が水没する被害が多発した。
一方で、消防団員が出動時に使用するマイカー等に対する国の補償は、「消防団員等公務災害補償等共済基金」の自動車等損害見舞金支給事業(最大10万円)に限られている。そのため消防団員個人が加入する自動車保険を、災害救助活動中の事故で使用しなければならず、翌年以降に値上がりする保険料が消防団員の負担になるという課題があった。
そのような中、三井住友海上は、総務省消防庁から災害救助活動中の消防団員のマイカー等による事故を補償する商品の検討依頼を受け、この度、消防団員向けの専用商品「消防団員の災害救助活動従事中・自動車保険」を開発した。
2.本商品の概要
消防団員が、災害救助活動のためにマイカー等を使用している間に起きた自動車事故を補償する。
この商品により、災害救助活動中に発生したマイカー等による自動車事故において、消防団員が加入する自動車保険を使用する必要がなくなる。
3.今後の展開
三井住友海上は、この商品を通じて、消防団員の皆さまが「安心・安全」に災害救助活動に従事できる社会を実現し、地域防災力の一層の向上に貢献していく。

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