東京海上日動、全国商工会連合会とバトンズと東京海上日動、中小・小規模M&Aの促進に関する包括連携協定を締結
東京海上日動と、全国商工会連合会(以下「全国連」)、株式会社バトンズ(以下「バトンズ」)は、中小・小規模事業者のM&A推進を通じ、中小・小規模事業者の経営資源の散逸を回避するとともに、事業再構築を含めた生産性向上や創業促進等を通じた地域経済の活性化の実現に向け、中小・小規模M&Aの促進に関する包括連携協定を締結した。
1.背景・経緯
中小・小規模事業者において、経営者の高齢化に伴い後継者不在の問題が経営上の課題として認識される中、新型コロナウイルス感染症の影響も相まって、廃業件数が増加するなど地域経済は深刻な状況となっている。
全国連は、全国的なネットワークを有する総合経済団体として、47都道府県商工会連合会と1,648商工会(2021年4月1日時点)を通じて、地域商工業の総合的な改善発達を図っており、中小・小規模事業者に寄り添って多様な経営課題の解決のための経営支援を推進している。
バトンズは、国内最大級の成約実績を誇るM&A総合支援サービスを提供しており、全国で支援実績のある経験豊富なM&A支援専門家(税理士等)とも協働し、中小・小規模事業者の円滑なM&Aの実現をサポートしてきた。また2021年からは、従来提供してきたオンラインでのM&Aプラットフォームに加え、対面でM&A相談を行う「バトンズM&A相談所」を全国に開設・運営している。
東京海上日動は、1879年の創業以来、保険事業を通じて様々な事故や災害等から地域社会を守り、全国各地の地域経済の発展とともに成長してきた。2017年には全国連と「小規模事業者等のリスクマネジメント支援に関する協定」を締結し、協働して地域活力の創出に向け取り組み、さらには2020年にバトンズと提携し、バトンズが提供するデューデリジェンスサービスと小規模M&A向けの表明保証保険を組み合わせることで、M&Aを取り巻くトラブルを減少させ、円滑な事業承継を支援している。
今般の協定により、全国連が強みとする中小・小規模事業者の身近な相談窓口としての経営支援機能、バトンズが強みとする中小・小規模M&Aサポートに関するノウハウ、および東京海上日動火災がこれまで地域社会を支援してきたリスクマネジメントのノウハウを結集・融合することで、中小・小規模事業者の経営資源の散逸を回避するとともに、事業再構築を含めた生産性向上や創業促進等の実現を図り、地域経済の活性化を目指す。