損保ジャパン、役員および従業員の疾病リスクを補償する『メディカル・マスター』の販売開始
損保ジャパンは、中小企業向けの主力商品である事業活動総合保険(以下「ビジネスマスター・プラス」)に役員・従業員個人の疾病リスクを補償するプランを2021年6月から販売する。
これまでの有形資産の補償に加え、人的資産である役員・従業員の疾病補償・所得補償まで、中小企業の資産をトータルで守る国内初の保険である。
1.開発の背景・趣旨
少子高齢化によって労働人口が減少傾向にあるため、中小企業において、人手不足は解決すべき喫緊の課題となっている※。そのため、従業員のロイヤリティ向上や離職防止を目的として、企業が福利厚生制度を充実させることで優秀人材を確保する動きが広がっている。
そのような背景から、ビジネスマスター・プラスの「傷害ユニット」に付帯可能な新たな特約により役員・従業員の疾病や休業リスクを補償する、「メディカル・マスター」を開発した。「メディカル・マスター」は、役員・従業員に保険料を負担させることなく企業負担でリスクをカバーできるため、福利厚生制度の充実につながると考えている。
「メディカル・マスター」により、中小企業の福利厚生制度の更なる充実をサポートし、人手不足の課題解決に貢献していく。
※中小規模企業白書第3部第3-2-23図
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2020/PDF/shokibo/05sHakusyo_part3_chap2_web.pdf
2.『メディカル・マスター』の概要
従来の有形資産を守る保険の「資産」の概念を経営者や従業員といった人的資源まで拡大し、人財をも資産と捉えて補償する新しい概念の商品である。「メディカル・マスター」は、以前から好評を博してきたビジネスマスター・プラスに、役員・従業員の疾病や休業リスクを補償する新開発の特約をセットしたプランの名称である。
(1)補償内容
①長期障害所得補償特約
②疾病入院医療費用補償特約
③疾病入院医療保険金支払特約
(2)付帯サービス
「メディカル・マスター」には、役員・従業員の健康面をサポートする「こころとからだホットライン」が無料で付帯される。
(3)簡素な加入方法
保険加入時の煩わしさを極力排除し、業種と売上高のみの申告で加入できる方式を導入した。経営者・従業員の健康状態の告知をすることなく加入可能である。
(4)販売開始時期
2021年6月1日
3.今後について
損保ジャパンは、今後もお客さまのさまざまなリスクに対応する商品・サービスを提供することで、安心・安全・健康な社会の実現に貢献していく。