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損保ジャパン、イノベーション創出人材育成を目指した共同研究を開始

損保ジャパンは慶應義塾大学先端生命科学研究所(以下「慶大先端生命研」)と早稲田大学オープンイノベーション戦略研究機構「科学技術と新事業創造ファクトリー」(以下「早大牧ファクトリー」)と、鶴岡モデルに基づくイノベータ人材育成プログラムの開発にむけた調査・研究を行うことを目的とし、共同研究契約を締結した。
1.背景
損保ジャパンと慶大先端生命研は2018年に包括連携協定を締結し、山形県鶴岡市でバイオとビジネスを融合した企業イノベータ人材の育成に取り組んでいる。損保ジャパンは慶大先端生命研内に「ビジネスラボ鶴岡」を設置し、人材育成を目的に現在4名の社員を派遣している。この取り組みは短期的な視野での商業的成功やビジネスパートナーを目指すのではなく、双方が20年後の社会変革を見据えて共に向かうことを理念としており、包括連携協定はその実現の主体となるイノベータを育成するための基盤作りと位置づけ進めてきた。本取組を更に加速させるため早大牧ファクトリーも加わり三者で共同研究を開始することになった。
早大牧ファクトリーは、早稲田大学ビジネススクール(以下「早大ビジネススクール」)における研究・教育活動を基盤に、社会科学の知見を用いた「イノベーション創出手法」やイノベータ人材の育成手法に関する研究・開発を行なっている。これらの成果について、企業との共同研究を実施することにより、企業の組織、人事、戦略、人材育成、評価手法における社会実装を促進する。
2.主な取組内容
三者が連携してイノベータ人材育成プログラムの開発を目指す。研究代表者は以下のとおりである。
・損保ジャパンビジネスデザイン戦略部 ビジネスラボ鶴岡 課長代理 高木慶太
・慶大先端生命研教授 冨田勝
・早大ビジネススクール准教授 牧兼充
鶴岡の取り組みは、日本における「サイエンス・ビジネス」や「地方創生」の成功例として注目されている。またスター・サイエンティストとして注目される冨田勝氏の人材育成手法から企業が学ぶべきことは多数ある。今回、損保ジャパンと慶大先端生命研の二者の連携に新たに早大牧ファクトリーが加わることにより、鶴岡の多様な取り組みに関する知見の一般化・理論化・体系化を試みる。加えて、早大ビジネススクールの持つ、ケース・メソッドなどの手法を用いて、鶴岡の先端的な取り組みのケース教材化、鶴岡で行われている先端的なイノベータ人材育成法を、ワークショップとして、企業等に移植可能な形にまとめることを試みる。更に、早大ビジネススクールの学生が鶴岡を「地方創生」の実証実験の場として関わるフィールド・メソッドを開発することにより、三者の人材の交流を促進し、多様性のあるイノベータ人材育成コミュニティの創出を目指す。
3.今後について
上記の連携のもと、三者によるプログラムの開発が、既存の概念を超えた新しいイノベータの育成に繋がることを期待する。また本共同研究によってアカデミア、ビジネス、ローカルが協同して始めた企業イノベータ人材育成の取り組みを加速させ、新たな人材育成のモデルケースになることを目指している。

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