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三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保、AI-OCRを活用し自賠責保険の解約関連業務を自動化

MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス、傘下の三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、ならびにMS&AD事務サービスは、今般、SCSK、AI 1nsideとの協業により、AI-OCR(製品名:DX Suite)を活用した「計上業務自動化フロー」を開発し、4月より、自賠責保険における解約書類の入力業務への導入を開始した。
本フローは、自賠責保険の解約手続きにおける書類の入力業務にAI-OCRやRPAを組み込んで自動化するもので、帳票識別やテキスト化の基本技術に加え、これまで困難とされていたゴム印等による振込口座の指定についてもデータベースとの連携により大幅な効率化を実現する。これにより、年間約4万時間の業務時間削減につながるだけでなく、業務の正確性と迅速性を向上させ、お客さまサービスの向上につながる。
MS&ADインシュアランス グループは、デジタルトランスフォーメーションによる新たなビジネススタイルへの変革を通じて、お客さま体験価値の向上に努めていく。
◆自動化業務のフロー概要
本フローでは、AI Inside社が開発したAI-OCR製品「DX Suite」やRPAを活用する。全国から送付される解約手続き書類(自動車損害賠償責任保険承認請求書)をPDF化し、「DX Suite」にアップロードしてテキスト化する。テキスト化されたデータは、RPAを活用して三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保のオンライン入力画面に自動入力して解約処理を進める。

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