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東京海上ホールディングス、グループダイバーシティ&インクルージョン総括およびダイバーシティカウンシルを創設

東京海上ホールディングスは、東京海上グループのダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを加速し、グループのすべての社員が、多様なバックグラウンドを活かし、持てる力を最大限に発揮できる環境をつくるため、4月にグループダイバーシティ&インクルージョン総括(以下「CDIO」)およびダイバーシティカウンシル(以下「カウンシル」)を創設する。
◆CDIOの概要
同社では、グループ一体経営を推進し、グループ内でのシナジー発揮やお客様への最適なソリューションの提供などを行っていくため、コーポレート機能別にチーフオフィサー(CxO)を設置している。グローバルにビジネスを展開するうえでD&Iは重要な戦略であり、グループ一体経営を組織的かつ戦略的に進めていくため、CDIOのポジションを設置する。
CDIOが担う主な役割は以下の通りであり、4月1日より、同社執行役員の鍋嶋美佳がCDIOに就任する。
・グループ全体でD&Iが経営戦略の一部として円滑に実施され、すべてのステークホルダーにとって有益な成果につながるようグループ全体をリードする。
・グループ全体で、D&Iを推進する企業文化を醸成し、お互いを尊重するインクルーシブな環境を構築することで、すべてのグループ社員のエンゲージメントの向上や成長につながるようリードする。
◆カウンシルの概要
カウンシルは、グループCEOが委員長を務めるCEO直轄の諮問機関と位置付け、D&Iの推進によりグループの持続的な成長に貢献する。CDIOが国内外グループ会社を代表するメンバーとのD&Iに関する議論をリードし、D&I関連の重要なテーマについて、グループ横断で合意形成を図る。カウンシルには、社外ステークホルダーの視点を代表して社外取締役も参加する。また、D&Iをグループの持続的な成長につなげるためには、トップダウンとボトムアップの両面から取り組む必要があることから、国内外のグループ社員の代表(3~5名)もメンバーとして参加し、さまざまな視点からの意見を反映させていく。
カウンシルの主な役割は、以下の通り。
・D&Iに関するグループのビジョンを策定し、経営としてのコミットメントを社内外に発信する。
・D&Iに関連したグループ内の重要課題について論議し、グループ全体での最適なアプローチを導き出し、グループCEOに助言する。
・各グループ会社の経営陣がグループにおけるD&Iの取り組みや知見について共通認識をもち推進役としてリーダーシップを発揮できるようにする。
・各グループ会社の取り組みの成功へ向けて、グループ全体でベストプラクティスを共有し、必要なリソースを確保する。また、グループ会社における取り組みの実施状況や進捗を確認し、必要に応じて対話する。

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